NEM Walletの秘密鍵をメッセージ蘭に書いて送信したらどうなるのか?
ここでは、XEMを送金する際に誤って秘密鍵をメッセージ欄に書いたらどうなるのかを実証してみました。
まず初めに
ここで使うウォレットのアドレスは、以下になります。
NATUY75LGCC2ZNWVH74FL4R2PAMNOBJGFEOM234K:取引所用ウォレットとみなします(ウォレットA)
NAOQFYFTUUR23BR5XEQKWM4VDK2ZYU6ZPUYBSD6G:自分のウォレットとみなします(ウォレットB)
その自分のウォレット(ウォレットB)の秘密鍵は、以下です。
d1f314b9034b93e0a63c086fdc46955a73f9add41d9824c1485c195931e27000
これを用いて秘密鍵をメッセージ蘭に書いて送信してみます。
まず送金する前は、このようになっています。なお、このウォレットは一度も送金していないので、パブリックキーはありません。
取引所用ウォレットとみなしたアカウント(ウォレットA)
自分のウォレットとみなしたアカウント(ウォレットB)
どちらのウォレットもマルチシグにはなっていません!!
次に、ウォレットAからウォレットBへの送金を試してみます。
A→Bへ0XEMで送金する
ここに、送金先のアドレス(NAOQFYFTUUR23BR5XEQKWM4VDK2ZYU6ZPUYBSD6G)と送りたいXEMの数量、メッセージ、ウォレットAのパスワードを入力します。
ここでは、メッセージ欄にこのウォレットBの秘密鍵を入力します。
まず、0XEMを何も入っていないウォレット(ウォレットB)に送金しました。
しかし、変化はありませんでした。
少量ではダメなのかと思い、今度は0.5XEMをメッセージ欄に秘密鍵を入力の上で送金してみます。
A→Bへ0.5XEMで送金する
A→Bへ0.5XEMを送金をしたところ・・・
なんと、ウォレットBはマルチシグアカウントに勝手にされています!
このアカウントのトランザクションを確認します。
ウォレットBを実際に開いてみます!!
やはり、マルチシグアカウントの作成がされているのが確認できます。
つまり、自分からこのウォレットからXEMを引き出せないことを意味します。
以上から、残高が0.5XEM以上あるアカウントに対してマルチシグにされ、そうでないアカウントはマルチシグにされないことがわかりました。
つまり、秘密鍵をメッセージ欄にいれると、勝手にマルチシグにされるのがわかりました!!
でも、残高が0.5XEM以上のウォレット限定であるのが確認できました。
このエクスプローラを実際にみてみたい人は、以下より参照を!!
https://explorer.nemtool.com/#/s_account?account=NAOQFYFTUUR23BR5XEQKWM4VDK2ZYU6ZPUYBSD6G
秘密鍵を誤って入力しないようにしてほしいものです。特に暗号資産投資の初心者は、秘密鍵を誤って入力されるかもしれないので、注意ですね!!
もし、入力して勝手にマルチシグにされた場合は、みなりんさんに連絡する必要があります。