【ゲームレビュー】Slaythespire TCG+ローグライクを足して二で割らない面白さ
どうも、ユウトニンジャです。
今回は、Slay the Spireのレビューをしていこうと思います。2022年4月現在、PS4にてフリープレイもやっていますので、参考にしていただければ幸いです。
ゲームシステムについて
では一体Slay the Spireとはどういうゲームなのか。簡単に説明していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1649851168630-RBLQRLId5Q.png?width=1200)
ターンの初めにデッキからカードを五枚引き、その中から左のコストを超えないようにプレイします。
カードは大きく分けて三種類。相手にダメージを与えるカード、相手の攻撃を防ぐカード、その他の三つです。
自分のターンが終わると相手のターンになり、相手の行動が終わるとまた自分のターンになります。
手札を全て捨てて、新しくカードを五枚引き、カードをプレイします。
以上の流れを何度も繰り返して敵を全員倒すと、カードが一枚もらえます。そのカードをデッキに加えて、次のステージへ進みます。
自分のHPが0になる前にボスを三体倒せたらゲームクリアとなります。
このゲームの魅力は、TCGの面白さとローグライクの面白さがどちらかを殺すことなく高い次元で融合している点です。
デッキを構築する面白さ
前述したように、このゲームは敵を倒すとカードがもらえます。それを何度も繰り返してデッキを作っていくわけです。
例えば、攻撃力をめちゃくちゃあげて相手に何もさせずに倒すデッキ、反対に防御力をめちゃくちゃあげて相手に何もさせずに倒すデッキ。他にも、毒や固定ダメージを増やして何もしなくても相手が死んでいくデッキなど、様々なデッキを組むことができます。
毎ステージでデッキの回りを確認しながら、こういうカードが欲しいな、このカードはいらないなと考えたり、攻撃に寄りすぎてるから防御カードが欲しいなと思ったり、逆のことを考えたり、絶妙なバランスを目指していく、デッキ構築の面白さを味わうことができます。
ケアをする面白さ
TCGの面白さに、ケアをする面白さというものがあると思います。相手の手の内を読んで、対策を仕込んでおく。自分の術中に相手が見事のはまった時は、とても気持ちがいいです。「そう来ると思ったぜ!」というやつです。
このゲームでも同じようなことが味わえます。
![](https://assets.st-note.com/img/1649852151967-wvtzFVlH7r.png?width=1200)
先ほどのゲーム画面を見てください。敵の上に、ナイフやら剣やらのマークと共に、数字が書いてあるのが見えるでしょうか。これは、次の敵の行動を表しており、次のターンに相手は3ダメージと8ダメージを与えてきます。
先ほどいった通り、このゲームには相手の攻撃を防ぐカードが存在するため、これに合わせてカードを使うのです。
つまり、相手の行動に対して対策を仕込んでおくということになります。
コンボする面白さ
このゲームのカードは、ただダメージを与えたりダメージを防いだりするだけではなく、様々な効果を持っています。今回は、僕が好きなコンボを一つ紹介します。
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このブロック値とは、そのターン自分が軽減できるダメージ量のことです。ブロック値はターン開始時に0に戻るのですが、それを失わずにとっておけるカードです。
とはいえ、はっきり言ってこのカードは弱いです。ブロック値はだいたいピッタリぐらいに調整するため、残ってもせいぜい2とか3とか。そして相手のダメージがこちらのブロック値を上回っているなら、このカードは無意味なものとなります。
しかし、このカードと組み合わせると強力なカードに変化するのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1649852621682-QAaAReze4p.png?width=1200)
もうお分かりですね。先ほどのバリケードを使った後にこのカードを何度も使えば、二度とダメージを食らわない最強の要塞ができあがります。
これがこのゲームのコンボする面白さです。
自分が強くなる面白さ
ここからはローグライクの面白さになります。
ローグライクの名を冠する通り、このゲームは一度負けてしまえば最初からになります。それまで手に入れていたカードを何もかも失い、また一からやり直しです。
しかし、キャラクターに経験値がたまらなくとも、プレイヤーに経験値がたまっていきます。こういう敵がいるから、こういうカードを取っておけばよかったな。このカードは強いけど、このカードは弱いな。プレイヤーに知識が蓄えられていき、より強いデッキを組めるようになります。
リトライしたくなる面白さ
このゲームは、負けるときは必ずジワジワと負けます。プレイミスやカードのピックミス一つ一つが、確実に自分を追い詰めていきます。
つまり、理不尽な負け方がないということです。
突然大量の敵に襲われたり、地雷を踏んだり、苦労して並べたカードを一瞬で破壊されたりなんてことはありません。
それは、毎回の負けが悔しいということを意味します。あそこをああしていればという反省が、毎回出てきます。次こそはという気持ちが、あなたをリトライへと引き立てるのです。
まとめ
このように、Slay the SpireはTCGとローグライクの面白さが、それぞれを殺すことなく上手に融合しているゲームだと言えます。
いかがだったでしょうか。このゲームは、PC、PS4、Switch、XboxONE、IOSと、かなり幅広い機種に対応しているので、ぜひ遊び安い機種で買ってみてください。
以上です。ありがとうございました。
それでは、また次の記事で。