映画「タワーリング・インフェルノ」をU-NEXTで見ました。物作りはお金をかけましょう。
映画「タワーリング・インフェルノ」を見ました。超高層ビル「グラスタワー」の竣工式の日に、配線トラブルによりビルは火事に、消防士たちの活躍によりビルにいた人たちをビルの外に脱出させるまでの話。この火事の原因が、経費削減なのか、ピンハネしたのかダグ(グラスタワーの設計者。今作の主人公の一人)の設計を無視して、グラスタワーのオーナー、ジェームズの娘婿のロジャーが配線を低品質なものにしたことが原因。一応安全基準には則っているらしいけれど、設計者が安全を求めて(こんな高層ビルは当時は前代未聞だったみたいだし)の設計を守ろうよと思う(オーナーからも経費削減要求があったみたいだけれど。下請けいじめみたいなことを、ジェームズは言っていた)。そういう映画だ(多分これは設定で、映画が製作者が考えたテーマではない)、いや多分違うけど。「お金をケチるな」ということだけででなく、高層ビルの安全性という、もっと大きな視点で見た時の点についてはテーマとして考えていたように見えたけれど。後は、消防士の活躍。最後、自分が死ぬかもしれないのに最後の手段の作戦に赴くマイケル(消防士のリーダー。もう一人の主人公)は格好いい。あとは、死を間近に見た時の人々の思い、というか何を考え、どう行動するかもテーマかもしれない。
ビルの高層階に人を集らせ、火事が起こり、簡単には逃げられない状況を作る。その困難をどう解決していくのかの話。序盤は人物の紹介的な展開でもあるが、ほぼ最初方からビルの一室で火が起こっているのを見せている。この状況は映画の中の人は知らないが、映画を見ている人は知っている。最悪の未来が視聴者は見えている状況だ。「何かが起こるという」予測が、あまり大きな動きがない人物紹介に緊張感を与え、飽きさせないで見せている。竣工式に集まる人々。そこに火災が起こる。最初こそ小さい火災だったが、だんだんと大きくなる。物語は主に、ダグ(ビルの設計者)とマイケル(消防士のリーダー)の視点で進んでいきます。ダグは最初は設計者としてマイケルの補助をしてますが、ビルの一室に閉じ込められた子供たちを助けたり、マイケルがいないところ(竣工式を行なっていた130F)でリーダー的な振る舞いをします。マイケルは消防士のリーダーとして、ほかのしょうぼうしに指示したり、全体の方針の決断をしたり、自ら動いたりしていきます。最後は決死の作戦を二人は行うことになります。火事が起こってしまえは、目の前の困難が次々起こっていきます。最初はビルの中で安全地帯をどう見つけるか(ダクの子供助け)から、次はビルからの脱出の困難など、緊張感が起こることが次々起こっていき、行き着く暇もありません(高層階に着いた、子供たちにパフェを振る舞うところは唯一ホッとします)。夢中になって見ちゃいます。その二人が中心ですが、時折他の人の考えていることも見せていきます。竣工式に参加した市長とその妻が、死を目の前にして何を思うのか。この火事の間接的な原因である、ビルのオーナーやその娘婿のこと。子供をダグと共に助けたリゾレットと、彼女を騙そうとした? 詐欺師のハーリーたち二人のこと。など、もみせていく。リゾレットとハーリーは一般人代表で視聴夫婦は権力者代表で、死を目の前にした状況で何を考えているのか見せているのかもしれない。
人が顔を上げている場面を撮って、煽りのビルを見せる。この二つが一緒と言ういことはなかったね。70年代ではもちろんCGなんて使えないし、ビルは実際にはないのかな? 遠くから光の装飾されたビルは見せるけれどね。ヘリから見た時のビルもある。そもそも70年代にここまでの大火災をどうやって撮ったのだろうか? 大変だっただろうな。二人の顔を見せる会話場面が多かった気がするね。一方を撮って(一人が前、1人が後ろに映っている)、会話が変わるとすぐカメラが切り替わりもう一方を映していた。
ドキドキして見たので、全然長さを感じなかったよ。面白い作品でした。主人公の二人が格好良いね。
子供二人はヘリコプターから釣られたエレベーターから降りたはずだが、その場面がなかった。二人が出てくる場面があってもよかったのに。尺の問題か。他に事情があるのかな。
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