見出し画像

『信じられない』文章力アップに努力する模写であり得ないことが

私は、文書力を向上したいと考えて、思いついた方法が「模写」でした。
その方向性は、小説でもなく、ビジネス書でもない、ましてや純文学とも違うんですよね。
どっちかというと、「エッセイ」に近いかも……、それも違うかーー。

そして、いつものように「模写」をはじめたときなんです。
いつ以来か、記憶をたどっても思い出せないほどの笑いと感動がありました。

文章を書きたいと思った原点

私が、三年間勤めた会社は、建設コンサルタント会社(土木設計)になるのですが、知っている人は少ないと思いますね。

道路や危険斜面などに構造物を設置するための「設計図や報告書」を作成する仕事になります。
必要な基準を満たして、現地に最適な工法を検討し、役所に提案する的な内容ーー、説明が難しい(汗)。

この設計業務は、家を建てる建築の設計士とは少し違い、発注者は官公庁になります。
そして、業務完成後には、「数千ページもの報告書」を提出する必要があるんですよね。

この報告書作成が本当に大変で……、いつも悪戦苦闘。

その報告書に記載する文体は、どちらかというと「論文に近い」かなぁーー。
私が、書きたい文体とは違うんだけど、文章の書き方を勉強するキッカケになったんです。

最高の出会いと感動に感謝

いつものように、Kindleを探索していたのですが、希望の書籍が見つからず、「またかぁ」と思ったとき。
思わず「ベストだ」と、声が出てしまったんですよね。
私が、望む方向に進むために「必要な書籍」を見つけたと。

文章力をあげるために「模写なんてダメだよ」って、思っている人もいるかもしれないけど、私にはベストなんですよね。

現在模写している書籍は、『プロだけが知っている 小説の書き方』になります。著書は、有名な森沢明夫先生ですね。
なんだ、「小説が書きたいんだ」と思った人は、ちょっとまってーー、内容は小説じゃないから。

小説を書きたい人たちが、前もって質問を提出して、その内容に森沢先生が答えるというQ&A方式。
全編260ページで、現在100ページまで模写が終わったとこ。

まだまだ先は長いですが、模写が終わったら「嫌だなぁ」と思う気持ちもあるんですよね。

この模写をしている最中に、これだけ笑った記憶は、「いつ以来だろうか」と思い返せないほど大笑いしたページがありました。
でも、勘違いしないでくださいね。
笑えるところじゃないんで……、だた、ただ、私が変なだけなので。

STEP3のプロットをつくるの章に書かれていた。
Q27とQ28になるんですが、ほんと「プロの凄さを痛感」させられましたね。
質問者は、「話が短く終わってしまうことに悩んでいる」内容で、著者が回答するんですが。回答は、お手本として、プロットを1ページくらいに書き出した内容ですが、いや、ほんと凄すぎて大爆笑してしまったんです。

人って、思考レベルが限界を越えると……、おかしくなるのかなぁ。
たったの1ページで、信じられないくらい不幸な主人公を描いて、ページの終わりでは、涙が出るほど幸せになるという話なんですよね。

凄さと感動を通り越して、笑っている自分に……、変な奴と思っていました。
たった、たった、1ページで、目の前にいる主人公の人生に引き寄せられたとーー、しかもパッと思いついたプロットに。

そして、Q28では、「心優しい浦島太郎」が、一瞬で悪人になった表現力と文書力に脱帽。質問の回答なので、使っている単語も簡単なもので、短いのに、完全に引き寄せられたと。

いつか、こんな文章を書けるようになりたいーー。
そして、自分の気持ちを「伝えきれる書き手」になると……、思うだけは罪じゃないよね。

まとめ

これからも文章力アップのために「模写」は、継続したいと思っています。
ですが、私が望んでいる書籍に出会えないときの方が多いような気がしますね。

まだまだ、拙い文章ですが……、今日より明日と一歩ずつ歩んでいきたいと思っているので。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

いいなと思ったら応援しよう!