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数の時代から、意味の時代、コミュニティの時代へ。そして、共感から共鳴の時代。
人生は物語!こんにちは、悠渡(ゆうと)です。
数ばかりを追いかける時代が長く続いてきたように感じる。
SNSのフォロワー数や動画の再生回数、どれだけ大きな金額を叩き出せるかが価値の基準になってきた。
しかし、その数字は本当に自分の価値や思いを映し出しているのかと問いかけたくなる。
煽って稼いだお金に意味はない。
1万人のフォロワーがいても、コメントが0だったり、視聴回数が多くても離脱率が90%を超えていたり。
数字というのは一見わかりやすい指標だが、必ずしも本質を捉えているとは限らない。
実は、表舞台には出ていないが、こっそり稼いだりしている人もいる。
小さいけど、すごく濃いコミュニティを形成している人がいる。
フォロワーを増やすためだけに無理やりバズりそうな情報を発信したり、クリックを狙うためにキャッチーな見出しをつけたりと。
確かに短期的には結果が出るかもしれない。
月間のPVが10万から100万に伸びた、登録者数が一気に5倍になった、そんなわかりやすい成功パターンは興奮をもたらす。
けれどその結果、受け手の心に何が残るのかが曖昧になる。
数字を獲得しようと奮闘しているうちに、本来自分が大事にしていたはずの「意味」を見失う。
どこを目指しているのか、コアは何か。
ビジネスで言えば、売上を増やすためにプロモーションを強化して利益は上がったが、顧客からのリピート率が落ちていたり、ブランドの印象が薄くなっていたりしている。
一見、華やかな女性性を押し出して、ビジネスしている人達を見ると、ゴリゴリのセールスをしている。
それで、数字が伸びても、そこに魂やストーリーが伴っていないならば一過性で終わってしまう。
だからこそ今、数の時代から意味の時代へと移行していると感じる。
ここで言う「意味」とは、一言で説明しきれない奥深いものだ。
たとえば発信者が心から大切にしているテーマや価値観、あるいはブランドが背負っているストーリーや使命感。
数字を超えたところで人々が共鳴できるようなメッセージがあるかどうか、そこが重要である。
具体例を挙げれば、あるコミュニティが一見すると小さな規模しか持っていなくても、メンバー同士の結びつきが強い場合、外からは想像できないほど大きなエネルギーを持っていることがある。
たとえばローカルのクラフトビール醸造所がSNS上で数千人ほどのコミュニティを形成しているだけなのに、毎回イベントを開くと全国から人が押し寄せ、1日に500本以上のビールが売れて完売してしまう。
これは「醸造所の挑戦する姿勢に共感したい」「オーナーの想いを応援したい」というファンの意識が強く働いている結果だ。
数は決して大きくはないが、そこに宿る意味が多くの人の心を打っている。
さらに言えば、ただ意味やストーリーを理解してもらうだけでは不十分。
SNSの普及とともに、人とのつながり方が大きく変化し、今はコミュニティの時代に突入していると実感している。
コミュニティと聞くと、昔は地域や家族といった身近な集団を思い浮かべることが多かったかもしれないが、いまはオンラインのプラットフォームで国境を越えたコミュニティが形成されている。
興味や価値観を軸にしたコミュニティは、地理的な制約を超えて一気に広がり、従来にはないパワーを生み出す。
そこでは、ただ「共感する」だけでなく、互いに刺激し合い、協力し合うような「共鳴」の関係が育っている。
共感は「わかるよ、同じ気持ちだよ」と相手に寄り添う行為だが、
共鳴は「一緒に何かを作り上げよう、もっと広げていこう」と互いを巻き込みながら新たなエネルギーを生み出す。
その共鳴があるからこそ、小さなコミュニティでも大きなうねりをつくることが可能になる。
みんなの心が同じ振動数で震えているような、あの空間こそがこれから求められる時代の姿かもしれない。
数字がすべてだった時代から、意味の時代、コミュニティの時代、そして共感から共鳴へ。
大きな流れの中で、見失いがちな本質をもう一度自分自身に問い直すタイミングが来ている。
もし何かを発信しているならば、何を伝えたいのか。
もし商品を作っているならば、どんな価値を届けたいのか。
数字を伸ばすことが目的になっていないか。
それを意識するだけでも、自分の活動やコミュニティの在り方はガラリと変わっていくはず。
結局、人が求めているのは一瞬のバズや曖昧なフォロワー数ではなく、心を動かす何かではないかと思う。
共感を超えて共鳴が生まれたとき、それはかけがえのないエネルギーとなって、コミュニティという名の大きな船を未来へと進めてくれる。
数には表れにくいが、それこそが本当の価値なんじゃないかと感じている。
これは本当に、、、。