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HSPの気疲れがグッと減る! 職場で試したい5つの方法

「仕事が終わると気疲れでグッタリ…。なんだか生きづらい…」
そう感じることはありませんか?

HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき感受性がつよく、繊細な気質をもつ人のことを指します。まわりの空気を敏感に察知し、相手に合わせすぎてしまったり、その場の雰囲気に影響を受けやすかったりする傾向にあります。

その結果、仕事が終わるころには身も心もヘトヘトに…。しかし、実はちょっとした工夫で職場の気疲れをグッと軽減できます。

実はわたし、転職を重ねてようやく5社目の会社で勤続10年になりました。振りかえると、転職理由の多くはHSP気質ゆえの気疲れでした。

この記事では、職場での気疲れに悩みつづけたわたしが、少しずつラクになった方法を5つご紹介いたします。どれか1つだけでも、ぜひ試してみてください。


1.事実と感情を切りわける

HSPの人は、相手のわずかな表情や言葉に敏感に反応しがちです。職場で大切なことは「事実」と「感情」をわけて考えることです。

たとえば「上司の機嫌がわるそうだな…わたしなにかしたかな?」と不安になることがよくありました。ですが、直接指導されたわけではないなら、機嫌がわるい理由は本人にしかわかりません。そんなときは「上司の機嫌がわるい」という事実だけを見るように意識しましょう。

「わたしのせいかも…」という感情を切り離すことで、余計な気疲れを防げます。

2.自分のルールを決める

HSPの人は、人の感情や反応、場の空気を読みすぎてしまうため、気がつきすぎて疲れがちです。気づいたことすべてに反応していると、いつまでたっても仕事は終わりません。

以前は「電話が鳴ったら出る」「来客があれば対応する」と、すべての事柄に対応していました。しかし、そのせいで自分の仕事が進まず、残業時間が増えるばかり。一方で、反応しない人たちは定時に退勤していました。

そこで「電話に出るのは3回に1回」「手が空いたら対応する」と自分の中でルールを決めるようにしました。一人で全部抱えこまなくても、会社はきちんとまわります。

3.一歩引いて考えるクセをつける

HSPの人は、共感力が高いため、他人の感情に巻きこまれやすいです。他人に感情移入しすぎると、心が疲弊します。

たとえば、他部署の同僚が上司に怒鳴られているとき、自分が怒られているように感じて息苦しくなることがありました。ですが、これは「自分は当事者ではない」と一歩引いて考えることで、余計な気疲れを防げます。

職場では、すべての問題にあなたが関わる必要はありません。「これはわたしの問題?」と一度立ち止まる習慣をつけましょう。

4.完璧主義を手放す

HSPの人は、他人の感情に敏感なため「周囲に迷惑をかけてはいけない」と思いがちです。その結果、何事も完璧にこなそうと慎重になります。

たとえば、取引先から届いたメールに返信するとき「このメールの内容、大丈夫かな? 誤字はないかな?」と、何度も確認し、送信するのに30分もかかることがありました。

もちろんミスをしないことは大切です。しかし、すべてを完璧にしようとすると、体がもちません。「ここは手を抜いてもOK」と決めることで、気疲れが減ります。

5.休めるときは休む

HSPの人は気をつかいすぎて、疲れやストレスをためこみがちです。だからこそ、休めるときはしっかり休むことが大切です。

「この仕事が一段落したら休もう」と休暇を事前に決めておく。「最近疲れがとれないな」「十分眠れてないな」と感じたら、思いきって休む。

周囲の様子を気にするよりも、まずは自分の健康を大事にすることを意識しましょう。

おわりに

職場で気をつかいすぎてしんどいと感じるなら、まず1つだけでも実践してみてください。HSPの人は感受性が豊かな分、わずかに意識を変えるだけで、グッとラクになります。
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あなたの毎日が、今よりもっとラクになりますように。






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