酔いしれた仲間
当たり前は失ってから初めて気づく。
当たり前のように一緒にいた高校の同級生。
卒業し、離れてからわかる。
自分にとってどれほど大切な存在だったのかを。
高校の同級生たちと久しぶりに再会。
相変わらず皆変わってなくて安心した。
一晩中思い出に浸りながら酒を酌み交わした。
喧嘩したことも今では笑い話になった。
三年間という長いようで短かった時間。
それをこいつらと過ごせて本当に楽しかった。
卒業してから気づいた。
こいつらは最高だ。
そして今も皆それぞれのステージで頑張っている。
今という時間も失ってから大切な時間だったことに気づくことになる。
だから私は決めた。
今を全力で生きよう。
今が自分にとって大切な時間なんだ。
同じような日々でも同じ時間は流れていない。
人は時に時間の流れを惜しむことがある。
時の流れさえ幸せに感じよう。
そう思い、こいつらと一晩中語った。
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