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効果的に結果を出すルール 2

こんにちは
ないとうコーチです。
先週に引き続きトレーニングで効果を獲得するために必要なルール、トレーニングの原則についてお話しします。後半は残りの4つについてご紹介します。

1,意識性の原則

トレーニングをするのにあたり、トレーニングをする目的や意味を理解して取り組むのと理解せずに取り組むのでは、効果に差が生まれます。
トレーニング効果を効率的に獲得するためには、目的や方法を十分に理解して実施することが非常に重要です。これを意識性の原則と言います。
一番の理想はトレーニングを実施る選手がトレーニングの科学的な背景を十分に理解して実施してくれることが一番嬉しいです!多くの選手を対象にやる際には、非常に難しいので簡略的に下記の要点を抑えてもらいましょう!

□ どの能力を強化しているの?
□トレーニングによる能力強化で、競技にどう役立つのか?
□時期によるプログラムの変化はなんのために行われているのか?現在はどの時期なのか?

上記の項目を理解することで、氾濫する情報に流されずに目標に向かってトレーニングを継続できる可能性が高くなる。
トレーニングを続けた先の自分を明確にイメージさせることが重要だ。

2,全面性の原則

トレーニングは、部位や種目に偏ったものではなく、バランスよく強化することが重要です。特にトレーニング初期には、あらゆる能力の全面的な開発が必要です。筋肉でいうと、主働筋と拮抗筋の関係について考慮しなけばならない。またジャンプを高くしたいからといって、ジャンプに関係する主筋肉ばかりトレーニングをしていても、拮抗筋が弱いことで肉離れを起こしてしまうことがあるのだ。
あらゆることを考慮した上でのトレーニング計画が重要となる。スポーツでも同様なことが言える、小学生時期などは色々なスポーツに触れることが重要視されている。多くのスポーツに自分から触れて楽しむことで、高度なテクニックを習得する際にも、さまざまな能力に幅があるために、比較的はやく習得できる可能性が広がる。

3,個別の原則

トレーニングは、年齢・性差・体格・体力・技術レベル・経験・健康状態・個人の精神的特性などを考慮して、個々の状態に応じたプログラムを作成する必要があります。
小学生の時に筋力トレーニングは基本しませんよね?それはこの原則が関わってきます。時期に応じて取り組むべきトレーニングは大きく変わっていくのです。もちろん、個人差もあります。トレーニングをやったことがない人は、軽いウェイトを持ってのトレーニング。熟練の方には、重いウェイトでのトレーニングなどここにも差が生まれます。トレーニングはその人それぞれに合わせた負荷強度でやらないと結果がついてこないのも個別の原則が関わっています。

4,継続性の原則

トレーニングは、一時的に行うのではなく、計画的に継続・実施しなければ意味がないのです。トレーニングにより得られた効果は、トレーニング終了後からトレーニング前の状態に向かって変化してしまいます。なので、トレーニング前の状態に戻る前に負荷を与えて効果を獲得し続けることが必要です。また、短期間で獲得したトレーニング効果は、長期間で獲得した効果よりも短期間で消失すると言われています。
トレーニングで効果を獲得し続けるためにも、ピリオダイゼーション(期分け)によるトレーニング計画は非常に重要です。
ピリオダイゼーションについてはコチラ

5,まとめ

2週にわたりご紹介してきました。トレーニングをこれから始める人はぜひ、この知識を前提においてトレーニングに取り組んでみてくださいね。トレーニングを中の方も、もう一度トレーニングについて確認してみましょう。
知識としては知っていても、気がつくと忘れてしまっていたりすることがよくあります。何度も、確認してみましょう!

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