効果的に結果を出すルール
こんにちは
ないとうコーチです。
今回はトレーニングで効果をより獲得するために必要なルールをご紹介します。ただトレーニングをやるのではなく、トレーニングにはルール(=原則)があります。これに則ならないと結果はなかなかついてきません。トレーニングへの理解を深めさらにスポーツで結果を出しましょう!
1,大前提トレーニングの原則
皆さんはトレーニングの原則をご存知でしょうか?
「キツイことが大切」「とにかくやる」「プロがやってるから」
この考えは、危ないです。トレーニングを計画する上でトレーニングの原則に則って作成をするのが大前提です。安易に「キツイことやってるから成果に繋がる」は、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。キツイから結果が出るのではなく、結果の出る過程でキツイのです。
実際にこれから2週にわたりご紹介する7つの原則に則ってやると大変です。しかし、この原則を知った上でトレーニングを計画実施するのと、知らずに実施するのでは差が出ます。目的とするトレーニング効果の獲得のために選手だけでなく、指導者・保護者の方もしっかりと学びましょう!
2,特異性の原則(SAIDの原則)
例えば、筋肉を肥大させたければ筋肥大をする効率的なトレーニングプログラムを実施する必要があります。心肺機能を向上させた猪であれば、そのための方法を実施する。競技種目に応じて違う必要な能力があるので、必要な能力を獲得するためのトレーニングを継続する必要があり、トレーニングを継続することで、形態的・生理的な変化・適応が生じます。
トレーニングする際に、獲得したい効果を明確にしておかなければ効果も薄く、逆に競技力向上に結びつかないこともありえます。トレーニングを計画する際には、どんな能力を向上させたいのか?を細かく明確にしましょう!
3,過負荷の原則(オーバーロードの原則)
人の身体は継続する刺激に対して適応する働きがあります。
部活に入部したての時は部活動やその生活に慣れるのに大変ですが、一定期間を超えると部活動やその生活に慣れますよね?というように、人の身体は慣れるように...適応する働きがあります。トレーニングも一緒です。
最初は60kgでスクワットをしていたとしても、ある一定期間を超えると適応して(慣れて)しまいます。適応してしまうと強度が足りなくなるため、重量を増やし強度を高め、負荷を高くします。
基礎体力の向上のためには、通常の負荷よりも高い負荷を身体にかけ、その結果身体がその強度に耐えられるようになることを過負荷の原則といいます。
4,漸進性(ぜんしんせい)の原則
トレーニングの量や強度は、段階的に増加させる必要があります。過負荷の原則でもご紹介した通り、人の身体が負荷に適応します。
・重量を軽いウェイト→重たいウェイトへ
・動きを簡単な動き→複雑な動きへ
徐々に移行させることが重要です。これを漸進性の原則と言います。
それぞれ個人のレベルに合わない段階で急激な変化をもたらすことは、効果が少ないばかりか逆に障害をもたらす可能性もあります。トレーニングを継続すると、スキル、身体機能など異なる度合いで適応していきます。身体の各能力の改善の時間にはズレがあります。個人差もあります。獲得したい目的を明確にし、トレーニングを継続・強度の増加を行いましょう!
5,まとめ
今回は7つの原則の3つをご紹介しました。
「なんとなく、重要」とわかっていてもいざ言語化するとなると難しいですよね。ただ、トレーニングの効果を出すためには必要な原則です。
一語一句ではなく、人に説明できる程度に理解をし覚えておきましょう。
何気ない小さな知識の積み重ね、トレーニングの積み重ねがあなたの未来を大きく変えてくれます!
目的を明確に、段階的に、いつも以上の負荷をかけていきましょう!
次回は残りの4つをご紹介いたします!