ラジオが広げてくれる世界
SHOW-YA「限界LOVERS」(1989)
村下孝蔵「踊り子」(1983)
Eagles「Hotel California」(1977)
JUJU「この夜を止めてよ」(2010)
森田公一とトップギャラン「青春時代」(1976)
河島英五「地団駄」(1998)
槇原敬之「HAPPY DANCE」(1998)
スピッツ「みなと」(2016)
読者諸兄は、ラジオや有線放送はお聴きになるだろうか。
私は麻雀を週に1度は打つという生活をしている故、雀荘の店内で流れている有線放送を必然的によく耳にする。また、ラジオを聴く機会も多い。
冒頭に列挙した楽曲は、何れも有線放送やラジオで耳にし、「なんじゃこの名曲はーっ!?」と感動した曲たちだ。年代も、ジャンルもばらばらなのがまた趣深い。
村下孝蔵なら「初恋」、河島英五なら「酒と泪と男と女」、マッキーなら「もう恋なんてしない」、スピッツなら「チェリー」「ロビンソン」あたりが超絶有名な曲で、TVで流れるのも大体このあたりではないだろうか。
私が冒頭の曲と出会えたのは、たまたま有線やラジオから流れてきたからであり、たまたま誰かがリクエストしてくれただけかもしれず、偶然の産物である。しかし、こんな名曲を知らずに生きていた人生は、この出会いを境にぱっと輝くものに変わったのだ。旋律が素敵なものもあれば、歌詞が途轍もなく心に刺さるものもある。
インターネットの短所で、新聞などの紙媒体の長所としてよく挙げられるのが、触れられる情報の多様性がある。ネットでは、自分の検索結果、つまり欲しい情報しか手に入りにくいが、新聞などでは、紙面を開けば否が応でも、様々な情報が入ってくる。興味のないトピックも目に入ることで、自分の世界が広げられるというものだ。私は、ラジオや有線放送にもこれは当てはまると考えている。
素敵で、美しく、詩に共感できる楽曲との出会いは、確実に、人生を豊かにする。実用的ではない美術、映画、文学などの芸術が、いつの時代も尊ばれてきたのはそれが理由に他ならない。
ラジオ、いいよ。
たまにはyoutubeなど、「自ら情報を取りに行く」系メディアを離れて、ラジオでパーソナリティの声に身を委ねてみるのはいかが。
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