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【BL小説】Finder #2

#BL小説

※ときどき男性同士の性的表現を含んでいます。苦手な方は読まないでください。

※細かくプロットを作ったわけではないし、最終
的にどれぐらいの長さになるのか自分でもわからないので、後日まとめるときなどに書き直したり構成を変える可能性があります。

※性格上、本当は全部書き上げてから発信したいのですが、それをやっているといつになるのかわからないので、少しずつアップしていこうと思って始めました。

※なので、下書きみたいなものだと思って読んでいただけると幸いです。

※1話分でざっくり1000字ぐらい、読むのにかかる時間は3分ぐらいかな。

★推奨BGM
音小さめでかけながら読んでもらえると
なんとなくせつない感じが合うかなって。



#2


蓮とは高校で同じクラスだった。

他に友達と呼べるやつはあまりいなかった。

言葉を交わすことはあれど、他の誰かに心を開くことはなかった。


オレはたぶん、高校の頃からずっと蓮のことが好きだった。

ただ、それを自分で認められなかっただけだ。


初恋も、初めての恋人も、2人目の恋人も、相手は女の子だった。

だからなのかわからないけど、蓮に対する気持ちが何なのか,ずっと自分でも理解できなかった。


ただ、こいつは、そのままのオレを受け入れてくれる唯一の存在だった。

どんなオレを見せても、蓮はへーとかふーんとか言ってただ微笑む。

それだけでめちゃくちゃ安心した。


ずっと閉じていた心も、蓮の前でだけは素直でいれた。

それが、どれだけオレを救ってくれたかわからない。


でも、それが友達として好きなのか,恋愛対象として好きなのか、自分でもわからなかった。


あるとき、蓮が他のやつと楽しそうにしているのを見て、不機嫌になる自分に気がついた。


オレは全てを蓮に見せているのに、蓮はオレ以外のやつに、オレの知らない顔を見せる。


それが嫉妬なのかなんなのか、わからなくていつも混乱する。


別に、蓮と付き合いたいとは思わないしな…

他の男にも興味はない。

彼女もいたし、いたときはそれなりに楽しかった…

元カノのことを本当に好きだったかと聞かれたら、自信を持ってうんとは言えないけど。

蓮のことは知りたいし、オレのことも知ってほしい。

んー……なんだこれ?


そんなことが頭をぐるぐるして
結局いつも答えが出なかった。


もういいや、考えたところで関係が変わることはないんだし。


高校のときはずっとそんな感じだった。


蓮はオレとはちがって、勉強もそこそこできた。

教えてもらったりして、同じ大学を目指したけど、オレには無理だった。



大学は別になり、
お互いにひとり暮らしを始める。


普段の生活から蓮がいなくなって、不安でいっぱいだった。


したいことも得意なことも将来の夢も何もない。

大学に来たら何か見つかるかもしれないと思ったけど、そんなものはどこにもなかった。

当然、大学もつまらなかった。

「卒業」というハクをつけるためだけに、ただただ単位を取りに行く作業でしかなかった。


夏休みに入った頃、
久しぶりに蓮に会いたくなって、電話してみた。


「じゃあ明日の18時、駅まで迎え行くよ!」



…to be continued


━━━━━ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤ━━━━━━━━━━━━

読んでいただいてありがとうございました。

気が向いたら更新していきます。

よかっらイイね🩷もらえましたら泣いて喜びます。

では、また。

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