動物たちかわいいなぁ #32
最後に動物園に行ったのは、大学2年生のときか。
レッサーパンダが目玉動物として展示してある、木々に囲まれた森の中の動物園だった。園内はそれほど広くなく、それでもライオンやシマウマなどサバンナを生きる動物から、ハシビロコウやペリカンなど大型鳥類まで様々な動物が展示されており、半日かけてゆっくり過ごすには申し分なかった。
気の合う友達たちと、ドライブがてらに寄ってみた気がして、
案外調べずに行くと、気づきが多い。
さて、そこから約10年ぶりに、
友人夫婦とともに市営の大型動物園に行ってまいりました。
鳥が1番
熱帯から亜寒帯に至るまで、さまざまな気候帯に生息する動物たちが一気に見られる、国内でも最大級規模の動物園。
一言で、本当にいってよかった。入園料が安すぎないか?と疑うほどです。
さまざまな動物を鑑賞して、
一番心に惹かれたのは、鳥たちです。
もともと鳥は、天空の世界と地上の世界を繋げる使者として扱われていたようで、今では、平和や飛躍の象徴として掲げられています。
国鳥のキジ、平和の象徴する鳩。
それらも大好きな鳥で、その鳥たちに刻まれている意味が私の信念と相性がとても会うのです。
平和や調和と言った精神は、私自身が豊かにそして、縁ある人と生きていくためには必要不可欠です。
努力をして勝ちとった自由
当然ながら、ひなどりたちは飛ぶことができません。
しかし、両親の姿をみて、いつか自分の飛べるようになりたいと意識するようになり、あるときから飛ぶための訓練をするようになります。
まさに、かもめのジョナサンのような。
そうして練習をしていったある日、一人前の鳥として大空を羽ばたくのです。大空を羽ばたく鳥たちの様子は、行きたいところに行けたり、いつとは違う景色を見たり、群れで別の土地へ渡ったり。
そうして、自分が生きたいように選択肢を増やすことができるのは、努力をした甲斐があったからなんだろうな、と推察してしまいます。
本当の自由とは、精神とスキルが誰にも奴隷のようにされることなく、自分が授けたい大切な人のために使い、受け継いでくれる存在を新たに見出すことなのでしょう。その自由が幸福なのです。
平和と調和
しかし、鳥たちも休むときには休んでいます。
その休み方がかわいい。本当に。自分に身体をつけて、べたりと胴体が圧し潰されてかのような、原型とは異なったフォルムをしています。
身体のありとあらゆる場所の脱力。
そして、何も考えずにすっと目をつむり、寝ているときもある。
休むときは思いっきり休む。
毎日仕事のことばかり考えるのではなく、
それとはまったく関係のないことに費やすことで、
また本業に覇気がかかるのです。
鳥たちはその辺のバランス感覚を人間よりもよく知っているのかもしれない。
彼らの生き方のように私も生きたい。
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