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【ストレングスファインダー】「慎重さ」の極上勝ちパターン with 回復志向
"慎重さ"の資質って、質の高いアウトプットを継続的に行うためにめちゃくちゃ有効だと思うんです。
あ、ストレングスファインダーの話です。人の強みを34種類の資質から分析してるあれです。
※ストレングスファインダーの詳細は↓↓↓からどうぞ
その中の1つに「慎重さ」という資質があります。
「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
一言で表すなら「行動する前に考えろ」を自然とやる人、ですかね?
僕も慎重さを上位資質(34資質のうち、特徴がでやすい資質)に持っています。上から10番目くらいまでの資質は上位扱いらしいのですが、僕は8/34位です。
同じように上位資質として持っている方なら共感してもらえると思うのですが、こんな不満を抱きませんか?
「え、"慎重であること"ってネガティブ強めじゃね…?」
その最大の要因は、行動し始めるまでにうだうだ考えすぎて結局何もやらずに終わってしまった、みたいなイメージが先行するからでしょう。そもそも日本語として"慎重さ"ってネガティブに捉えられやすいってのもあるかもしれません。
確かに額面通り受け取るとマイナス面が強そうです。が、使いこなせばめちゃくちゃ役に立つ資質のはずなので、ふと思いついた極上の勝ちパターンを紹介しようと思います。
最強の品質改善の手段として使う。
"慎重さ”のポジティブな面ってなんでしょう?1つは「スピードを代償にしつつ、丁寧な下準備によってアウトプット後の質を上げる」ことだと理解してます。品質担保に一役買っていますよね。自分の中で、よりクオリティの高いアウトプットをするための準備ですから。
でも、それ以上に「丁寧な下準備をすること自体」に大きな価値があると思います。数多くの準備をする分だけ、自分のアウトプットに対して多くの観点を持っているということに繋がるからです。それゆえ、アウトプット後に何かしら失敗をした時に真価を発揮します。自分のアウトプットで思ったような結果が出なかった時、何が原因だったか振り返りますよね。その時なんです!事前に準備をして多くの観点を持っていた分だけ容易に点検ができ、次のアウトプットまでの期間が"慎重さ"が上位でない人に比べて短くなるんです。
わかりにくいので図で説明。
イメージはこんな感じです。
図の通り、僕の中では"慎重さ"が上位にくる人=アウトプットまでの審査基準が多い人です。確かに最初のアウトプットまでで見ると、圧倒的に時間がかかります。ただ、その後失敗をしてどうして失敗したのかを振り返るときは、この準備した内容がそのまま分析観点になる場合が多いはずです。上の比較のどちらの方が成功まで最短距離でたどり着けるかはわかりませんが、少なくとも"慎重さ"が上位だからといって必ずしもマイナスばかりだとはなりませんよね。
基準のストックが必須
最初のアウトプットまでは時間がかかるけどその分後半で巻き返せる、と言うのが僕の考えです。ただ、最初のアウトプットにかかる時間をそのまま放置するのもちょっと癪ですよね。そこでさらにスピードアップを図るために必須なのが基準のストックです。
「これまで自分がアウトプットとして行動できたとき、どんな基準をクリアしていたのか?」
これをあらかじめ記録し、ストックしておくんです。準備の数が多い分、ストックも早く溜まります。その分だけ自分が何を準備しておけばスムーズにアウトプットに移せるかを知ることができるんです。
例えるなら、公的機関への申請です。いくつもの書類審査をクリアしなければ申請が通らないとしましょう。初めて申請するときは「どの書類が必要でどんな内容で記載すればいいのか」は全くわかりません。ただ何度も申請を繰り返すうちに「何を聞かれるからどう書いておけばいいのか」がわかるようになってきます。段々とスムーズに申請をすることが可能になるでしょう。
自分という審査機関に対して、一体どんな書類を提出すれば合格となるのかをあらかじめ知っておけば、その分早く行動に移せるというわけです。
審査基準は他の資質で決まる。
"慎重さ"は、成功に至るまでのアウトプットのスピードという意味では決して遅くはない。遅れがちな最初のアウトプットも自分の審査をクリアする基準をあらかじめ知ることで短縮可能。
そんなことを話してきました。最後に「その審査基準はどう決まるのか?」について考えてみます。
結論は、他の資質次第だと思ってます。
僕の場合を例に取ってみましょう。僕は全ての資質の中で1位、つまり最も特徴的な資質は回復志向です。
「回復志向」の資質が高い人は、問題を解決するのが大好きです。どこに問題があるのかを探りあて、それを解決することに長けています。
マイナス状態のものをゼロに戻すことが得意で、それを好む人のことです。
この資質を持つ僕の審査基準は「将来に課題になりうる点がないこと」です。予想できる問題点は先回りして解決できているかどうかでクリアの判断をします。
旅行のプランを提案するとしましょう。行き先を決め、コースを決め、宿泊先を選び、交通手段を選び…と、プランの大枠が決まりました。ただ決めただけでなく高確率で問題になりそうなリスクはできるだけ消しておきます。「似た駅名があって迷いがちだから地図と注意書きをつけよう」などです。
これは僕の資質、しかも1つだけが発動した可能性なので人それぞれの審査基準があるでしょう。
結論
最初にこんなことを書いていました。
"慎重さ"の資質って、質の高いアウトプットを継続的に行うためにめちゃくちゃ有効だと思うんです。
アウトプットまでの審査基準が多くアウトプット自体の品質が担保される上、仮に思い通りに行かなくても振り返りの観点を多く持っている。結果として高品質なアウトプットを継続的に行うために有効な資質だ、というのが結論です。
ただ、"慎重さ"が上位資質でないからといって質の高いアウトプットが難しいというわけではないです。"慎重さ"を自然に、うまく使えば自然とこうなるよね、というのを書いたにすぎません。一般的なネガティブなイメージを少しでも払拭できていれば嬉しいです。
ストレングスファインダーで出てくる資質のネガティブな側面ばかりに注目すると、「この資質のせいで行動できない」と意味不明な状態に陥ります。資質に良し悪しなんてないです。それを使いこなせていないというだけです。要は使い方次第です。あまり資質に囚われすぎず、成功した時にこう言う資質が発動してたなぁくらいにとらえるといいのではないでしょうか。
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