第94回センバツ高校野球見どころ(第1日)
センバツ高校野球今日の見どころ
~第1日~
本日の試合
1回戦
①浦和学院ー大分舞鶴
②和歌山東ー倉敷工
③クラーク記念国際ー九州国際大付
第1試合
浦和学院(関東・埼玉)-大分舞鶴(21世紀枠・大分)
7年ぶり11回目のセンバツ出場となった浦和学院は、秋の関東大会でベスト4入り。昨夏の甲子園のマウンドを経験している左腕の宮城と右腕の金田が投手陣の軸。打線は昨秋の公式戦全7試合で25犠打と手堅い野球も、長打力も魅力的。森大新監督が就任後、初の聖地の舞台でユニフォームも原点回帰。優勝した85回大会のような快進撃は起こるか。
春夏通じて初の甲子園出場となった大分舞鶴は、秋の大分大会で準優勝し、九州大会では今大会に出場している大島と引き分け再試合の激闘を演じた。飛びぬけた存在は不在も、穴がないのが強みだ。エースの奥本は制球力で勝負し、2番手の野上はパワーボールが武器。打線は1番から9番まで切れ目がなく、河室監督は「打ち勝つ野球」を掲げる。
第2試合
和歌山東(近畿・和歌山)-倉敷工(中国・岡山)
春夏通じて初の聖地となった和歌山東は、秋の近畿大会で初めて初戦を突破すると、そのまま勢いに乗り準優勝。エース右腕の麻田は、スリークォーターの独特の球筋から凡打の山を築く。打線は4番の此上が中心も、昨秋の公式戦で3本塁打の「バントをしない2番」森岡らも控える。昨秋の公式戦10試合で失策6個の堅守も武器。
13年ぶり11回目のセンバツ出場となった倉敷工は、秋の中国大会で4強入り。中国・四国地区最後の1枠を勝ち取った。エース右腕の髙山は、魔球「スプリーム」を巧みに操る。打線は上位から下位まで鋭いスイングが売りで、藤井・松嶋のツートップは高い出塁率を誇り、3番の主将・福島は昨秋の中国大会で打率6割9分2厘と打ちまくった。スローガンにもある「攻め」の姿勢を攻守ともに体現できるか。
第3試合
クラーク記念国際(北海道)-九州国際大付(九州・福岡)
初のセンバツ出場となったクラーク記念国際は、秋の北海道大会で初優勝。安定感のある投手陣を軸に守りからリズムを作り、攻撃へとつなげる。投手陣を引っ張るのは最速148キロの直球が武器の右腕・辻󠄀田と緩急が持ち味の左腕・山中。打線は昨秋の公式戦で三振ゼロの2番金原を中心に、少ない好機を確実に生かして得点につなげる。
11年ぶり3回目のセンバツ出場となった九州国際大付は、秋の九州大会を初制覇。神宮大会でも2勝を挙げた。秋の公式戦で1試合平均8.9得点、18本塁打の攻撃陣を、大島・「スーパー1年生」佐倉・野田の強力クリーンアップが引っ張る。エース右腕の香西は、最速は135キロながらも正確なコントロールを誇る。捕手兼任の野田は最速146キロの直球が武器。