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宮市剛との対談

2025年始動

2025シーズンも始動し、1ヶ月弱が経った。ここまで、キャンプなども含めて良い感覚でコンディションを作れている。開幕に向けて更に良いコンディションを作っていきたいと思う。
今シーズン、個人的に嬉しかった出来事はこの選手の加入だった。中学生以来、実に15年ぶりにチームメイトとなる。剛も高卒でプロになっていて、この世界の酸いも甘いも同じくらい経験してきた。このタイミングで同じチームでプレー出来ることはとても感慨深いしワクワクしている。

今回は、インタビュー形式で剛と話したことを記事っぽくまとめたので、讃岐サポの皆さんは彼の人となりを知ってくれたらいいなと思います。インタビューしたのは1月の中旬です。

Q1自己紹介

森「練習始まって2週間くらいだけどどう?」
宮市「プロ12年目だけど、久しぶりの移籍すぎてまだ慣れないかな。」
森「グルージャは何年いた?というか自己紹介がてら最初のチームから教えてよ。」
宮市「そうだね。最初に湘南入って、次の年水戸、3年目に鳥取行って、4年目、湘南戻って夏に滋賀(現在のJFLのレイラック)行ったけど、膝のけがですぐ湘南戻ってオペをした。そこから湘南の最終契約年の5年目にレンタルでグルージャに行ったかな。」
森「5年目シーズンのオフのトライアウトで一緒の時にやってるよね。」
宮市「そうそう。グルージャからは延長オファーあったんだけど、他も探したくて。トライアウトを受けるまで待っててくれたんだよね。結果的にグルージャにお世話になることになったんだけど、そこから計7年グルージャでプレーしたよ。20代のほとんどを盛岡で過ごしたね。」
森「それは濃いねー。でも色々なところ行ってるね。」

Q2プロ12年目だけどここまで振り返って

森「ここまで振り返って印象的なシーズンとかはある?」
宮市「うーん、2022,2023年は良かったかなー。グルージャでのJ2の時とその次の年。」
森「うん。何が良い感じだったの?」
宮市「怪我なくキャンプからプレー出来たことかな。コンディションがよくプレーできたかな。2024年シーズンは怪我で離脱しちゃってたから。」
森「それって怪我なく過ごせた要因とかあるの?試合前のルーティーンとか。」
宮市「うーん、特にないかな(笑)ルーティーンとか、試合前に何食べるとかは決めてなくて自然体な感じかなー。」
森「じゃ、ナチュラルな感じだ。でもさ、20歳の時とは違うわけじゃん。なんだかんだ言ってプロ生活12年目になるし、自分の中で大切にしてることとかない?」
宮市「それで言うと俺はまじメンタルだな。メンタルの持ちようというか。試合まで1週間の過ごし方で、ここでみんなやるのは当たり前じゃん。そこで必ず試合に向けて準備する中で、チームでの約束事だったり、自分のすべきことだったり、試合が始まるまでに絶対に後悔のない1週間にしたいと思ってて。こんだけやってダメなら仕方ないって意味でのメンタリティーかな。」
森「なるほどね。これが出来るようになったのはいつなの?」
宮市「これはー、2021年に怪我が多いシーズンを過ごして、2022年にJ2上がって開幕スタメンで使ってもらってそのくらいから。年齢的にも20代後半に入ってきて、これでダメならダメでしょってメンタリティーで過ごしてきたかな。」
森「なるほどね。その気持ちはすごいわかるわ。俺も若い頃はくすぶってて水戸に行ってから変わったな。よりサッカーのために毎日過ごそうと思って毎日過ごしてた。」
宮市「わかるよ。あと、若いときはすげー焦ってた。結果残さなきゃとか、点取りたいとか。チームの勝利より自分の結果みたいな。もちろんその気持ちも大事なんだけどさ。周りの同年代の選手が活躍してるとかすげー気にしてたし。絶対負けたくないみたいな(笑)」
森「わかるわかる(笑)」
宮市「でも、グルージャに行ってからは、周りのことを気にすることも減って自分のことにベクトルが向くようになったかな。今もうこの歳になって、去年とかもスタジアムで勇人とか同い年に会うと嬉しいしさ。」
森「嬉しいよね!お互いまじで頑張ろうぜ。長くやろうぜってなるよね。」
宮市「ね。でもさ、若いときはぜってー負けねー。とか思ってたけど、今はスタジアムで会うとほんと嬉しいもんな。こうゆう部分も含めてメンタリティーかな。」

Q3 プレースタイルについて

森「もう1個聞いておきたいことがあって。俺はさ、剛のイメージは完全にFWなわけよ。でも今はメインはワイドをやってるじゃん。その辺は自分の中でどう思ってるの?」
宮市「そうだねー。やるようになったのは2020年に秋田監督が就任してからだね。その年のキャンプでは442をやってたんだけど、そこでサイドバックにコンバートされたんだよね。結果的にシーズン中に343に変更になって、ウイングバックで定着したんだけど。」
森「それでもサイドハーフじゃなくて、サイドバックにコンバートってのがすごいわ(笑)何が1番大変だった?」
宮市「1番は逆サイドへの絞りかな。あとラインコントロール。首の振り方が全然違うからそこが1番大変だったかな。でも、監督とコーチが付きっきりで指導してくれて、体の向きとか裏への対応とか。」
森「プロの世界で付きっきりで指導してくれるのはなかなかないよね。期待されてる証拠だ。ストロングとしてはどこを評価してもらってたの?」
宮市「やっぱり高さとサイズの割には上下動が出来るところは評価してくれてたかな。それでもサイドバックとしては、何とか最低限のことが理解出来るようになったって感じよ(笑)あとは、2020年のコロナの時期で開幕がだいぶ遅れたから、そのおかげもあったと思うよ。」
森「その年ね。俺も恩恵受けた年だ。水戸は特にターンオーバーしてくれて
そこでのパフォーマンスを評価してくれて、試合に多く絡めるようになったから。あとはなんか変わったこととかある?」
宮市「それで言うと、居残り練習の内容が変わったかも。今までは、絶対シュート練習してたけど、ヘディング練習とかクロス対応とかになったのと、試合を観戦するところが変わったかな。攻撃時の自チームのサイドの選手の立ち位置が気になるようになったり、逆サイドにボールがあるときの絞り方をみるようになったかな。だから、考えることが守備第一優先で考えるようになった。」
森「それは面白い変化だね、すごいわ。」
宮市「でも、これがなかったらもっと早くに引退にしてたかもしれないから個人的には良かったと思ってるよ。」
森「そこまで言えるのはすごいよ。今年の個人的な目標というか成し遂げたいことはある?」
宮市「個人かー。でもやっぱりコンスタントに試合に絡んで勝利に貢献したいかな。年齢的にも来た意味がないし。早くプレースタイルも知ってもらって、プレーしていきたいね。」
森「それはそうだね。使うよりも使われた方が良さは出るよね。」
宮市「うん。困ったら、頭に向かって蹴ってもらえれば絶対勝つから(笑)」
森「お互い頑張って良いシーズンにしよう。」
宮市「だね。」 



noteで記事を書きたいからとお願いして、インタビュー形式でかしこまって話したんだけど、僕にとっても良い時間になった。こんな風に話せたのも、多分この年齢での再会だったからだと思う。あと2.3年若かったらまた違った気がすると感じたインタビューだった。
そして、今回このインタビューをするにあたって1番の目的は、宮市剛のスパイクサポートの開始である。
讃岐に移籍するにあたって、住む場所や練習環境などいろいろな話このオフシーズン、やり取りしてきた。その中で、僕が行っているスパイクサポートについても興味を示してくれていた。そこで、剛と話していくうちに1度やってみることにしよう。と決断した。最後にその部分の話をしていきたい。

Q4 スパイクサポートについて

森「最後にスパイクサポートについて話そうか。これは、改めて俺から説明するね。俺は2021年のシーズンからスパイクサポートを開始して、今シーズンで5シーズン目になるんだけど。どんな取り組みかというと、俺自身のスパイクサポーターを募り、1シーズンそのスパイクを履いてプレーする。そしてシーズン終了後にサイン入りでお返しをする。というシステムで、どのスパイクをサポートしてくださったかわかるように紐の色を指定してもらってプレーしてるんだけど。これはね、本当にパワーをもらっているし、皆さんには感謝しかないんだよね。もともとは、2020年にメーカーとの契約が切れてそのタイミングで始めたことなんだけど。」
宮市「そうなんだね。俺も若い時は契約してもらってて。でも勇人と同じで契約が切れてからは買ったりするようになってて、この話を聞いたときにもしサポートしてくださる方がいれば俺もやりたいと思って相談したんだよね。」
森「うん。そうだね。」
宮市「それで、ありがたいことに自分が履いてるスパイクを頂けないかと言ってくださるサポーターの方とかもいるんだけど、中々渡せないんだよね。数に限りがあるというか…。だからこそこういったサポートをしてもらう事で勇人も言ってたけど、一緒に闘ってくれるだとか後押しをもらって自分は思いっきりプレーして履き潰すことで、1年間サポートして頂いて本当にありがとうございましたって気持ちを込めてお返ししたい。もしそういったサポートをしてくださる方がいればの話だけどね。」
森「俺も最初始める時は不安だったけど、たくさんの方がサポートしてくれたよ。剛も一緒に戦ってくださる方がいると嬉しいね。」
宮市「そうだね。まずは、毎日やれることやって頑張るよ。」
森「間違いないね。お互い頑張って良いシーズンにしよう。」

やり方としては、僕のスパイクサポートと同じやり方で行います。僕のオフィシャルサイトのほうで剛のスパイクサポートが出来るようになってますので、ご興味のある方はぜひよろしくお願いいたします。

開幕まで残りわずかとなってきました。ここまでは、良い準備が出来ているので更にコンディションを高めて良いシーズンになるように頑張っていきます。今シーズンも応援よろしくお願いいたします。




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