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「ジャンプの漫画学校」創設から見えてくる集英社の狙い。
先月5月15日、「ジャンプの漫画学校」開校が発表されました。
ジャンプはもっと、漫画家さんの力になりたい。ジャンプ編集部がこれまで培ってきた漫画制作に関する経験やノウハウを公開する講座をしてくれるようです。
驚いたのは、その金額。なんと、2万2000円。安すぎるっ!
え…?全部で10回の講座ですよ?1回あたり2200円。
ジャンプ編集部だけでなく、「Dr.STONE」の稲垣先生、「暗殺教室」の松井先生、「こち亀」の秋本先生の話を聞けちゃう。こりゃ、たまらん。
漫画家志望じゃない、ぼくですら、めちゃくちゃ受けたい。
50名限定とのことですが、どっちみちオンライン配信でやるなら、人数無制限にした方が良かったと思います。なぜそうしなかったか?理由は簡単。学校開設の意図を読み解けば集英社の狙いが見えてきます。
何回かnoteに書いてますが、今のジャンプ連載陣って薄いんですよ。鬼滅が終わり、約束のネバーランドが終わりに近づき、他に連載終了が見えてる作品が割とある。来週からあの矢吹先生が加わるとはいえ、総合力落ちていくのが、ぼくですら見える。ということは編集部は、より鮮明に見えてるわけです。その解がこの「ジャンプの漫画学校」でしょう。
わかりやすく言えば、
・持ち込まれる漫画のレベルを底上げする
・優秀な漫画家を見つけ、手塩にかけて育てたい(連載陣の追加)
・ゆくゆくは漫画教育の事業化を考えている(予想)
こんな所でしょうか。
個人的には、随分と強引な手段に出たな、というのが本音です笑。よっぽど持ち込まれる漫画が、ジャンプ編集部の求めるレベルに到達してないんだろうなぁ。「もっとおもしろい漫画、持ってきて」じゃなくて、「おもしろい漫画の作り方、教えます」への方向転換。1人でも黄金の卵が見つかれば、全然ペイしますからね。今回が上手くいけば、第2、3回の開催もあり得るはず。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
漫画家、読者、集英社、3者にとってウィン×3なので継続的にやってほしいなぁ。
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このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。