樋口建史元警視総監の最大の功績
2019年11月13日、政府はカジノ管理委員会の人事案を示しました(敬称略)。
委員長 北村道夫(元福岡高検検事長)
委員 氏兼裕之(元国税庁名古屋国税局長)
遠藤典子(慶應義塾大学大学院特任教授)
樋口建史(元警視総監)
渡路子(精神科医)
バブル経済のころから、「イメージの悪いパチンコからイメージのいいカジノへ利権を乗りかえたい」と切望していた警察庁は、樋口氏をカジノ管理委員会へ送り込み、夢を実現させつつあります。
ところで、樋口氏の警察官僚としての最大の功績をご存じでしょうか?
先日、「記者クラブを改革しようとした新聞記者の軌跡」という記事を公開したところ、ジャーナリズムに関心のある方々から大きな反響をいただきました(サポートしてくださったみなさま、改めて、ありがとうございます)。
その記事の中に以下の記述があります。
2005年8月に北海道警本部長に就任し、道新(北海道新聞)が2度と警察の組織的な不正を追及することなどしないよう屈服させたのが樋口氏なのです。
その後、2011年8月に樋口氏は警視総監に就任しています。
樋口氏が道警本部長時代、どのように「活躍」したかは、元道警釧路方面本部長の原田宏二氏の著書『追補版 警察内部告発者 ノンキャリア最高幹部が見た闇』に詳しいので、ぜひ読んでみてください。
このような元警察官僚がカジノ管理委員会委員にふさわしいのか。国会が人事案に同意する前に、国民がよく考える必要があります。
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