川越少年刑務所が「臭いものにフタ」
さいたま拘置支所の刑務官へ金品を提供し、その見返りに所内で飲酒するなどの便宜供与を受けていたと告白する徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反でさいたま地裁で公判中)。
問題が発覚してから、徳留被告は川越少年刑務所へ移送された。
2020年11月12日、徳留被告から筆者に手紙が届いた。「11/3記」とあり、その直後に「この手紙いつ出せるか!!」とある。消印は「11月11日」だ。
手紙には、こう書かれている。
〈オレに対して川越少刑も特別警戒中で全てに検問が凄くてまー面倒臭いとこです。本当のことかくと発信不許可ですから〉(原文ママ。以下同)
〈ありのまま地検・裁判所へも上申書なるもの一から10までかいた文すら発信不許可〉
要は、川越少年刑務所がさいたま拘置支所の不祥事の情報を拡散させないよう悪あがきをしているのである。徳留被告は、こう喝破する。
〈臭いものにはフタを―――。フタの正体は勘違いの正義感なので近い未来にあのフタは間違ってたと気づいても、あとの祭りだと思う〉
手紙には、徳留被告が東京矯正管区(法務省矯正局の地方支部局)の人間から「結局、埼玉県警本部と地検特捜部に調べられる。早ければ11月中、遅くても年内に動きがある」と聞いたことも書かれている。
そして、徳留被告は、こう断言する。
〈刑ム官一名の逮捕は100パー〉
しかし、徳留被告に対する様々な便宜供与は刑務官1名の裁量で行えるものではない。警察や検察の捜査が「トカゲのシッポ切り」で終わらないよう、世間が監視する必要がある。
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