
〔祐天寺〕蔦が印象的なお店「TASTY PLACE THE DINING」2024年5月31日閉店と風景ログ
街の角の顔というのは本当に印象に残る景色だと個人的に感じていて、駒沢通りから東急東横線の祐天寺駅への曲がり角の目印は間違いなくこの蔦ハウスのようなTASTY PLACE THE DININGという方も多いのではないかと思います。

5月の青々した蔦も圧倒的な存在感、そのTASTY PLACE THE DINING 2024年5月31日閉店と知り寂しく感じます。

偶然見ていた本にこの場所が載ってました、「東京古民家カフェ日和」に「TASTY PLACE THE DINING」の以前のお店「KEATS」が紹介されていました。

東京古民家カフェ日和 川口葉子 P79より抜粋
東京の街角は多産多死。趣向を凝らしたお店が次々に生まれては数年で消えていく。そのスピードと古民家に流れる悠然とした時間の落差に、いつもほんの少し眩暈を感じてしまう。
「KEATS」は蔦に覆われた2階建ての木造家屋を居心地よく改装したカフェ。
「87年になると聞いています」
店長がそう教えてくれた。東急東横線の開業から5年ほど後のことだ。50~60年前には一階が煙草店で、2階に高齢の女性が一人で暮らしていたという。
家の歴史が再び動き始めたのは、2010年のこと。改装して飲食店が作られ、2016年にさらなる改装を加えてこのカフェがスタートした。こげ茶色の昭和と白い現代が同居する空間は、増改築で生まれた複雑で不条理な凹凸が魅力的。化学調味料を使わないおいしさを求める人々に親しまれている。
最初に雑穀カフェ、次に韓国料理店となり、2014年に美と健康をテーマにしたKEATS が入居。2016年に店名を変えて現在の形になった。
2019年発売の時点で「87年になると聞いています」ということは計算すると92年になるのかと思うと圧巻な建物に見えてきます。


風景が少しづつ変化していく中で記憶に残る場所と感じたので写真多めで記録してみました。

みなさんにとっての記憶に残る景色や風景ってありますか? このほかにも昔銭湯だった場所の前を通るとふと昔の風景を思い出します。