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「本読み」の石破茂さんが新しい総理大臣になります。

昨日、自民党の総裁選挙が行われて、決選投票で高市早苗さんを大逆転で破り、石破茂さんが勝ちました。

1回目の投票で地方票の多かった高市さんが決選投票でも勝つと思ったので、意外な結果でしたが、自民党の国会議員の皆さんが、悩みながら選ばれた結果なのだろうと思います。

党の安定性が欠く中での、国の舵取りは困難が予想されますが、しっかりと国民に説明をしながら、正しい道を進んでほしいと思います。

ところで、石破さんといえば、政界屈指の「本読み(読書家)」と言われます。

赤坂宿舎の食堂のはじっこの席に一人で座り、いつも黙々と本を読まれている方という印象です。23時過ぎにお一人で本を読まれている姿も見たことがあります。

そんな石破さんが自身の本読み遍歴について日経新聞の「リーダーの本棚」で2014年に語られていました。

「ほぉ〜」と共感したのはこちらの部分。

頭がしびれた時は、エンターテインメント系の小説を読みます。井上靖、五木寛之、渡辺淳一、立原正秋、柏原兵三、三浦綾子とかは全部読みました。

五木寛之さんはとにかくお話が面白い。短編ですが一番いいのは直木賞をもらった「蒼(あお)ざめた馬を見よ」という作品ですね。

この本は、初期の五木寛之の傑作としてしられていて、僕も大好きな本の一つでした。

【青ざめた馬を見よ】 五木寛之著、文藝春秋社、昭和49年 今年、86歳になるベストセラー作家が、43歳の時に書き直木賞を受賞した表題の短編小説の他に4篇が収められている。 第2次大戦敗戦時、12歳だった著者は今では北朝鮮の首都になる平壌...

Posted by 荒井 優 on Saturday, February 10, 2018


「年内に解散総選挙」と明言されていますので、今は、読書も慎んで、総選挙で勝ち上がれるように、しっかりと役割を果たしたいと思います。

本が読めるって幸せなことだと心から思ってます!

【私の読書遍歴】
《座右の書》
『人間であること』(田中美知太郎著、文芸春秋)
『集団的自衛権』(佐瀬昌盛著、PHP新書)
《その他愛読書など》
①『日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦』(猪瀬直樹著、小学館)。何度も読んだ。いよいよ日米開戦かという時に帝国政府は「総力戦研究所」でシミュレーションをした。どう計算しても勝ち目はないという結論だったが、「戦は時の運」とか言って本当に戦争になる。なぜ国が一回滅びかけたのかを知るうえで読む価値がある。
②『戦後を疑う』(清水幾太郎著、講談社)
③『こころ豊かなれ日本農業新論』(荏開津典生・生源寺真一著、家の光協会)
④『アンチ急進派の農政改革論』(生源寺真一著、農林統計協会)
⑤『恋歌』『樹氷』(五木寛之著、講談社など)。高校生のころに読んでからすごく好きで、五木寛之は今でも読む。好きな作家は全集で買う。

日経新聞:石破茂氏・リーダーの本棚 本質は何か、突き詰める







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