第10章 2.大学生の社会勉強(2021/4~6 Blackboard Story)
テルは、石橋に誘われて、
元教員の梅田クルミが主催する交流会に、
クルミの元勤務校の卒業生でもある
塾講師仲間の二宮あずさを連れて参加した。
また、クルミが働いていた学校は、
テルの同級生のヒデの勤務校でもある。
テル、二宮、駅の改札口にて
テル 「おはよ~、早いね!」
二宮 「おはようございます!
誘っていただきありがとうございます!」
テル 「まあ、今回主催するのが、
二宮ちゃんの学校の元先生だし、
こりゃ呼ぶしかないわと思って、
誘ってみたよ~」
二宮 「ホント、面白い繋がりですよね~」
テル 「そうだよね!
あ、てか、二宮ちゃんって、
俺が主催する以外の
交流会って初めてだよね?」
二宮 「そうですね~。
田中先生のボドゲ会しか、
今まで参加したことがなかったんで」
テル 「まあ、おなじみの石ちゃんはいるし、
母校の先生のクルミちゃんって子も
中々良い子だったから大丈夫だよ!」
二宮 「ですね!社会勉強します!」
テル 「いいね!その心意気大事だよ!」
テル、二宮、会場に到着する
クルミ「あ、田中先生!こんにちは!」
石橋 「おお~、テル先生!あずさちゃん!」
テル 「お、クルミちゃん!石ちゃん!こんにちは!
あ、紹介するね!
この子が、クルミちゃんの
学校の卒業生、二宮あずさちゃんね!」
二宮 「二宮あずさです!よろしくお願いします!」
クルミ「会えて嬉しいです!
梅田クルミです!よろしくお願いします!」
二宮 「なんか、自分の学校の先生と、
こんな感じでお話できるの、
不思議な感じですね」
テル 「そもそも、俺は、二宮ちゃんが、
直接的にヒデに教えてもらってたことに
びっくりしたけどね」
石橋 「ホント、テル先生は、
いろんな人を巻き込んですごいわ」
テル 「ありがとう~。
まあ、石ちゃんも中々交流広いじゃん」
石橋 「ありがとうございます~」
クルミ「あ、そういえばあずさちゃんって、
誰が担任だったのかな?」
二宮 「そうですね~、葛西先生でした!」
クルミ「え~!!葛西先生だったの!?
私、担任やってたときに、
葛西先生、隣の担任だったから、
色々と教えてもらってたよ!」
二宮 「え~!!そうなんですね!」
クルミ「なんか、他にもいろいろ知っている人、
いそうじゃない!?」
二宮 「そうですね!」
テル 「おお~、盛り上がってるね~」
クルミ「なんか、共通点がめっちゃ
見つかって楽しいです!!」
テル 「いや~、周りの子たちが、
こんな感じで生き生きしているの見るの、
めっちゃ楽しいわ」
クルミ「そうですよね~!
私の周りとかもそうですが、
今の同世代の子って、
結構、仕事に追われちゃってる子が
多いんですよね~」
テル 「あ、それめっちゃ分かる!
俺の今の職場でも、今年初担任になって、
仕事めちゃめちゃ頑張っている子いるよ」
クルミ「そうなんですね!」
テル 「頑張りすぎて倒れないかちょっと心配かも」
クルミ「あ~、そういう先生いますよね!
その子、紹介して欲しいかもですね!」
テル 「了解~、その子に聞いてみるよ!
あ、確かクルミちゃんと同い歳だったし、
仲良くなれると思うよ!」
クルミ「そうなんですか?
ありがとうございます!」
二宮 「なんかまた新しい繋がりができそうですね!
こんな感じで、
どんどんと人脈って広がるんですね」
テル 「まあ、良い人であれば、
紹介したくなるしね~。
二宮ちゃんは、大学生で、
こういう世界を知ったわけでだから、
俺としては、羨ましいな、とも、
思ってたりするよ。
俺は大学時代に全然行動できて
なかったからさ」
二宮 「いえいえ、ホント田中先生の
お陰ですよ!」
テル 「それは嬉しいね~」
クルミ「なんか、あずさちゃんに対しても、
社会勉強を提供してるって感じで、
田中先生、ホント活動的な
良い先生ですよね!」
石橋 「ホント、彼は凄い人なんですよ!
私も色々な人を紹介してもらっています!」
テル 「照れるねぇ~」
クルミ「あ、じゃあ、そろそろ、
人も集まってきたので、
ちょっと、今から、
お楽しみイベント、開催しますね!」
テル 「お、何するのかな?楽しみだ!」