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ブルートパーズ-宝石取り扱い説明書-

【宝石名】
ブルートパーズ

【鉱物種】
トパーズ

【主な産地】
ブラジル

【カラーバリエーション】
青(無色のトパーズに放射線照射処理で色がつくられる)

また色によって様々な流通名があるが、鑑別上の正式な名称ではない。
濃い色→ロンドンブルートパーズ
中間の色→スイスブルートパーズ
淡い色→スカイブルートパーズなど

【モース硬度(擦り傷への耐性)】
8 擦り傷に強い

【劈開性(一定方向に割れやすい性質)】
強い
一定方向に割れやすいため衝撃に注意が必要

【クラリティ(透明度)】
ブルートパーズは一般的にルーペクリーンの非常に透明度が高いピースが多い

【一般的な処理】
放射線照射処理

またインペリアルトパーズと呼ばれるピンクやオレンジ色のトパーズはOHタイプと呼ばれ放射線照射処理はされないため市場の価値が高い
トパーズはFタイプとOHタイプに分けられ、同じトパーズの中でも大きく価格差があります。

【情報開示が必要な処理】
放射線照射処理

【取り扱い方法】
放射線照射処理のブルートパーズの色は安定しており、退色などの変化はしないため取り扱いしやすい宝石です。

一定方向に割れやすい劈開性が強くありますので衝撃には注意が必要ですが、宝石の中でも比較的安価に大粒が楽しめることから様々なジュエリーに加工されます。

劈開性のある宝石のため超音波洗浄を避けて、汚れが気になるときには、中性洗剤を入れたぬるま湯の中で柔らかい歯ブラシを使用してブラッシングしてあげてください。

最後に洗剤を洗い流し、しっかりと水分を拭き取ってください。