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わかんないをわかんないままにしない。

これはもうタイトル通り。生きていると「わかんないな」って思うことが山程あります。でも大抵のことは「まぁいいか」で済ませてしまう。だってわかんなくても生きていけるから。わからないなりにうまく通り過ぎることができるから。

だけどここで一度立ち止まっておきたい。そもそも「わかんない」って思えたのなら、それは良い暇つぶしの時間を捕まえたわけだから。
「忙しい」「忙しい」と言っていながらも、空き時間っていうのは意外とあるもので、その時間にやることが決まってないからそういった空き時間って見逃されてく。
そこでそんな時間を「わかんない」って思えたことを掘り下げることに使うのをおすすめします!

そもそもなにがわかんないんだろう。



「わかんない」って一口に言うんだけど、
・そもそも言葉の意味がわかんない
・意味はわかっていてもやり方がわかんない
・〇〇まではわかるんだけど、▢▢からがわかんない

とか細かく見ていくといろいろあるはずです。

だからまずはなにがわかんないのかを細かく区切っていくのが必要です。
区切り終えたらあとは簡単。
ひとつひとつ調べていけばいいんです。
調べていくうちに、次にわからないことが出てきます。
そしたらまたそれを調べる。

【わかんない→調べる→次のわかんない→調べる】
これを繰り返す。
簡単なことなのに、知的好奇心も刺激されるし、時間があっという間に過ぎていきます。
そして知識も増えていくので、自分の中にいろんな種を持つことができます。

忙しくてすぐに調べられないときは、とりあえずノートでもメモでもフセンでもスマホのメモでもなんでもいいので書き残しておきましょう。
ちょっとした時間ができたらその時間に調べていきましょう。

“干し芋のルーツ”を知っていますか?



例えばぼくは、干し芋を食べてるときにそのルーツが気になりました。
「なんで干したんだ?わかんない」
これが始まりですね。

で、ルーツを調べてみた。すると【静岡県の栗林庄蔵さんが、江戸の芋問屋で出会った柔らかいさつまいもからひらめき、さつまいもを煮て包丁で薄く切ったものを干す煮切り干し法を考えついたことが始まり】とありました。

そこで思いました。「あれ?さつまいもって鹿児島県じゃないんだ」と。調べてみると、生産量の90%は茨城県でした。
なるほど。でも「なんで?」って思ったので、調べてみました。すると、静岡県は生産をメロンやいちご、花の栽培に切り替えたらしいんですね。
栗林庄蔵さんは、静岡で農家をしていたわけで、さつまいもが静岡の名産だったってわけでもなさそうです。

そこからさらに「わかんない」が増えて、【形の違い】【流通経路】【晴天率】とか、それはもう色々と調べました。結局とっ散らかってしまいましたが、要するに干し芋は、【栗林庄蔵さんが柔らかいさつまいもにひらめきを得て、煮切り法を確立させ、保存食にもなることから全国へ広がった】ということです。

「干し芋のルーツがわかんないから調べてみよう」からいろんなところに興味が広がって、調べたり考えたりしながら時間を過ごしました。
気分は夏休みの自由研究。提出するわけでもないから気軽。でもとっても楽しい時間でした。

いつかなにかの役に立つかもしれないから。


こうやって調べたことって、いつか誰かと話すときのネタになるかもしれないし、子どもに聞かれたときに答えられるかもしれません。困ったときに助けになるかもしれないし、記事のネタになるかもしれない。知的好奇心からなにかにつながるかもしれないです。

使う場面はわからないけど、これって最高の暇つぶしですよね。
使わなかったとしたっていいじゃないですか。もともと知らなかったことを知ることができたわけだし、空き時間も有効活用できた。

「わかんない」って人生を豊かにする最高の材料だし、「わかる」にする過程って最高にワクワクするし、「わかった」なら行動に繋げられますよね!

難しく考えず、「わかんない」って思ったら放置せずに「わかる」ようにしましょう!そのほうがきっとたのしいですよー!


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