採用未経験でゼロから立ち上げた採用戦略部。キーワードは"共感"
最近、チームメンバーの個人アウトプットが増えてきました。上長の僕としては何より嬉しいことです。
そんなほっこりした気持ちで、今回は2020年4月1日にゼロから立ち上げた採用戦略部について、少しご紹介したいと思います。
僕を含め、今一緒にやっているメンバー全員が採用未経験からスタート。まさにゼロから立ち上げた部署でしたが、この1年4ヶ月間で多くの成果をあげることができました。会社としても新たな "採用戦略の土台" を作ることができました。
GMOアドパートナーズの採用部門
本題に入る前に、あらためて会社について紹介しておきます。
GMOインターネットグループの中で「インターネット広告・メディア領域」を担うGMOアドパートナーズは、ITバブル真っ只中の1999年に設立し、2000年より東証JASDAQ市場に上場している企業です（証券コード4784）。
GMOアドパートナーズは持株会社（ホールディングス）となっており、連結会社には、GMO NIKKO・GMOアドマーケティング・GMOインサイト・GMOソリューションパートナーをはじめとする、インターネット広告・メディア関連の事業会社で構成しています。
現在パートナー数は約750人。国内のさまざまな業界大手企業（クライアント）の広告プロモーション企画立案、広告運用をはじめ、アドテクノロジーを駆使した広告プロダクトの開発提供など、インターネット広告全般に関わる事業をおこなっています。
さて、GMOアドパートナーズの採用戦略部は「経営本部 経営支援部門」にあります。メンバーは部長／兼マネージャーの僕を含め、正社員4人、派遣社員さん2人、あわせて6人の部署です（秋には増員予定！）。
メンバーみんなが会社への愛に溢れ、パワフルでポジティブなのがチームの特徴です。
目まぐるしく変化の激しいインターネット広告業界。スピード感を持ち事業成長していくために、年間通じて常時20ポジション以上の中途採用をおこなっています。
新卒採用では20人以上を採用しています（2022年度実績）。
採用未経験でゼロから立ち上げた採用戦略部
タイトルに書いた本題に入ります。現在の採用戦略部ですが、以前あった採用部門を組織改編して、2020年4月1日に「採用戦略部」として新たに立ち上げました。
思えば2019年12月、橋口社長から「佐山君、採用やってくれない？新しい部署作ってほしいんだけど」とリクエストをもらいました。
（採用って何やればいいんだろう……）くらいの感覚でしたが、次の瞬間には「了解しました、やります」と二つ返事をしていました（笑）。
それから3ヶ月間、既存の採用業務を進めながら、部署の立ち上げ準備をおこないました。
同時に社内のFA制度で村田梨香と尾形亜美の部署ジョインが決まっていました。2人とも営業職として長年事業部を経験してきたパートナーです。心強い戦力でした。
僕自身、採用人事経験があるわけでもなく、ずっとEC事業で営業・プロモーション・マーケティングなどの経験しかありませんでした。
いわゆる "採用ノウハウを持つ経験者" がいない分、皆それぞれ事業部で培ってきた顧客ファーストの営業手法をフル活用した採用戦略部を作り上げることに決めました。
これまで提供サービスを通じて多くのお客さまと向き合ってきましたが、これからのお客さまは選考を通じて出会う候補者です。会社のファンを増やすことに変わりはありません。
そして、この変化をおもいっきり楽しむことに決めました。
ここからは採用活動についてお話します。
スピード・コミット・コミュニケーション
企業の競争力になるのは人財です。事業を大きく成長させていくには、同じマインドを持つ人が集まり、1人ひとりのエネルギーが集まり、大きなことを成し遂げられます。
そして、100年単位で成長し続ける企業を目指すには、良い人財に集い続けていただく必要があります。
経営と事業活動において人財採用はとても重要な役割を持ちます。
部署の立ち上げ時に、テーマ（基本戦略）とスローガン（行動指針）を決めました。
テーマ（基本戦略）は「Attraction & Retention」。僕たちが持つNo.1事業・仲間・環境などの「魅力」を武器に優秀な人財を採用して、長期に渡りモチベーション高く活躍してもらうための「定着」をおこなうことを目指しています。
また、スローガン（行動指針）には「スピード・コミット・コミュニケーション」を掲げました。スピードが速い採用市場において良い仲間づくりをするためには、この3つを意識しながら行動することが重要です。
「採用は戦（いくさ）である」という考えのもと、メンバー全員で攻めの採用活動に取り組んでいます。
4つのプロジェクトでPM制を導入
2021年1月から採用戦略部の中で「プロジェクトマネジメント制」を導入しました。会社の認知拡大から入社後の活躍支援まで、フェーズごとにプロジェクト化をしています。
プロジェクトの方針策定・実行は、責任者であるプロジェクトマネージャー（PM）に任せ、プロジェクト全体の旗振り役をお願いしました。
（もちろん施策の実行は、各プロジェクトに参加するメンバー全員で協力しておこないます👍
① 採用広報プロジェクト
この公式noteやSNSを通じて、学生や転職検討者に対してGMOアドパートナーズの魅力を伝えるための情報発信をおこないます（詳しくはPM村田さんの記事をご覧ください）。
② 採用手法整備プロジェクト
ダイレクトリクルーティングを強化するために、採用サイト制作やコンテンツ整備、各採用経路のデータ化をおこないます。社員紹介によるリファラル制度の活性化にも取り組んでいます。
③ 選考過程改善プロジェクト
応募〜内定までの選考フロー改善から、質の高い選考をおこなうための改善をおこないます。採用DXにも取り組んでいます（詳しくはPM尾形さんの記事をご覧ください）。
④ 入社後活躍支援プロジェクト
長期に渡りモチベーション高く活躍してもらうためにフォローアップ制度「ともにはしろう」をスタートしました。新卒・中途入社いただいたパートナーに対して独自の支援プログラムを用意しています。
この4つのプロジェクトを軸に、採用・育成に関わるあらゆる施策を実現しています。半期に一度、プロジェクトごとに目標・スローガン・スケジュールを決めて、タスク進捗は週次でキープアップMTGを実施して報告をもらっています。
責任者が誰かを明確にすることで、各プロジェクトでスピード・コミット・コミュニケーションの行動指針が上手く体現され、多くの成果を生み出し続けられるようになりました👏
採用企画はすべて内製するポリシー
GMOインターネットグループが提供するサービスは「自分たちの手で創り、自分たちで広める」ことをポリシーにしています。採用活動においても、採用企画はすべて自分たちで内製すべきと考えています。
以前の採用活動は、外部にお願いしてWebサイトのディレクションや採用イベントを実施することも多くありました。しかし、それでは自分たちの想いを候補者に100％伝えることはできません。
企画については、これまで事業部での経験の中で培ってきた企画力、ディレクション力、プロデュース力を存分に発揮できるところ。
採用サイトのディレクションやオンライン会社説明会の実施なども、EC事業での営業プロモーションの経験から応用できることばかりでした。
自分たちの想いをカタチにして、自分たちの言葉で伝えていくことが何より大切なことだと理解しています。インターネットの時代は共感の時代。採用においても多くの「共感」を生み、マインドの近い仲間を採用したいと考えています。
内製した企画の一例がこちらです。
・ともにつくろう研修2021（入社後活躍支援プロジェクト）
・オンライン会社説明会️／インターンシップ企画（新卒採用プロジェクト）
想像できるすべてのことを、ともにつくろう。
最近のトピックは、ずっと作りたかった「採用キービジュアル」を制作したことです。
採用活動においても、デザイン思考を一番に持つことが重要です。自分たちの想いを伝えるために、会社を象徴するクリエイティブとメッセージが何より大切だと考えています。
デザインに込めた想いが伝われば、コンテンツを通じてGMOアドパートナーズへの理解を深めてもらうことができます。
結果として「共感」を生み、優秀な仲間の採用につながると信じています。
公式noteやSNSのために一眼レフを持ち歩き、この1年4ヶ月間でパートナーの写真を、のべ120人以上は撮ったと思います（スチールは独学で8年ほど頑張ってます……📸）。
会社、サービス愛に溢れる仲間が、なによりの自慢です。仲間こそがGMOインターネットグループの誇りであり、強みです。
おわりに
採用未経験でゼロから採用戦略部を立ち上げて感じたことは「採用はコンシューマービジネス」と同じということでした。
採用において企業は選ぶ側かもしれませんが、選ばれる側です。「GMOアドパートナーズを選んでいただきありがとうございます」の気持ちと、おもてなしの心を大切に。パートナーの育成施策に対しても同じです。
そんな気持ちを忘れずに、これからもチームの仲間と採用活動に取り組んでいきたいと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
〜想像できるすべてのことを、ともにつくろう〜
中途採用ではさまざまなポジションで積極募集しています。ご興味ある方は、ぜひご応募をお待ちしています。
Photo by. Mio Suto（GMO AD Partners, Inc.）