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スタバを三種の神器に任命します

あまり動かないからと入れられた案件達が示し合わせたように同じタイミングで動き出して大盛り上がり
加えて、配属間もない後輩はアドバイスに納得できていないようで、議論は堂々巡る
生意気なくらいが良いといったのはこっちだし、基本的にはやってみて学んでもらえばいいのだけど、大怪我しそうなところは先回りしてアドバイスしてるんだからそこは素直に聞いてくれ。マジ頼む。時間ねえんだわ
あと、さすがに敬語くらいは使えてくれ(懇願)

そんな日常に追われているせいでストレスゲージはとっくにカンストしており、ゲージが振り切ったまま奔走する毎日である

そんな折、コーヒーを買いにスタバを訪れると、お会計の時に店員さんが何気なく話しかけてくれた。他人の厚意や気遣いを無下にしない位には良い人でありたいから、程良いテンポを意識して、話を返す

ベンティサイズのアイスコーヒーを準備し終えるまでの1分弱、
「もうすぐ週末ですね」
「オフィス街にあるスタバは忙しそうですね」
なんて他愛のない世間話をした
それは間違いなく、その数十秒を気まずくしないためだけの会話だった

それでもお店を出るときには、顔は綻び、胸の淀みは澄んでいた
「人と話す」という当たり前の行為が、これほど人の心を軽くするものなのかと驚いた

スタバが高いのには場所代が含まれているからだと言うけれど、それだけでなく、店員さんの親しみやすさによって正当化されている側面も大きいと、個人的には思う
商品提供までのきまずい時間をそれとなくやり過ごすことだってできる中で、それにカスハラが横行する現代で、わざわざお客さんに話しかけるのは並大抵のことではない。また、それを良しとする企業文化・店舗文化は簡単に真似できるものではない
恵比寿のスタバでイケてないおじさんが馴れ馴れしく女性店員さんに話しかけるのを見て「スタバはファストキャバクラ」なんて思ってすみませんでした

本日を以て、激務で働く人間の三種の神器は、①レッドブル、②QPコーワ、③スタバ、としたいと思います!

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