【『手間返し』について】
おはようございます。
ウチの家では毎年クリスマスまでのカレンダー飾りをつけています😊
カレンダー部分がポケットになっていて、飴やチョコを入れておくのですが子供が寝ている間に『妖精さん』が入れてくれているんだよと信じ込ませています❗️
#ファンタジーな家庭
たまに入れ忘れるので、子供を無理やり二度寝させて焦ってお菓子を入れることもありますw
このやり取りも今年は今日が最後かと思うと少し寂しい…
さて、今日は『大和町新プロジェクト始動』報告の最終回なんですが、プロジェクト報告というより、井掛社長から教えてもらった『手間返し』という文化について書いてみようと思います。
『手間返し』とはもともと大工さんなどがよく使われていた言葉のようなんですが、何か手伝ってもらたったときはお金で対価を払うのではなく、お手伝いで恩返しするという文化です。
大和町は広島県山間部の田舎町なのでこの文化がまだ当たり前に残っていて、町の宴会のときには料理人の方がお手伝いに来てくれて、そのお返しに農家さんなどはできた作物でお返しする。
料理の得意と農家の得意を交換しているような感じですよね。
これはお金を介さない信用の交換で正当な交換をし続けなければ(テイカーになってしまったら)誰も手伝ってくれなくなってしまう。
田舎で暮らすにはこれは致命的で、だからこそ田舎町の人は互助(助け合い)が自然に出来る感覚を持っているのだと思います。
以前、西野亮廣エンタメ研究所のサロン記事でも白川郷の『結(ゆい)』について触れられていましたが、まさにこの感覚。
企業の時代→個の時代→集落の時代と現代社会での生き方は日々変化していっていますが、歴史的な経緯をみてもこれは一方向的に変わっていくのではなく、循環していくんだろうなと考えています。
SNSで気軽に誰でも発信できる中で、情報の量は膨大に増え、個人の発信では届きにくい時代に入ったからこそ、集落(コミュニティ)の仲間で支えあいながら情報発信を拡大させていくのが今の時代の戦い方の一つ。
そう考えるから僕は意識して信頼できる仲間の発信を自分事として発信しようと心掛けています。
、
ちょっと話がそれましたが、『手間返し』は集落(コミュニティ)の時代では絶対に身に着けた方が良い感覚で少しでも実践した方が良い気がしています!
・お金は信用を換金したもの
・クラウドファンディングは信用の換金装置
この辺は何となく皆さんご存じかと思うので割愛させてもらいますが、換金すると市場で使いやすくなる代わりに手数料や税金が引かれてしまいますよね。
手数料は大企業に、税金は国に取られていきますが、いざ災害や疫病が発生したときにそのお金で助けてくれるかというと正直あまり期待できなくて、一番頼りになるのはコミュニティの仲間で互助の精神で助け合うことだと思います。
となると、わざわざ手数料や税金を払うために換金することは最小限に留めコミュニティ内で満たせる需要と供給は物々交換・得意の交換・手間返しで回した方が良いんじゃないかなというのが僕の考えです。
当然、お金に換金した方が良い場面や今後の挑戦のためにお金が必要ということはあるので、極論的な話ではないんですがお金による価値評価に全てを委ねるのは非効率な時代になってきていると思うので今より少しこの感覚を磨いていきたいと思います。
映画『えんとつ町のプペル』公開まであと1日…
サンタさんを待つウチの子供より自分の方がワクワクし過ぎて今晩は眠れそうにありません。