MBAまでの道のり(TOEFL Speaking編)
今回の記事はTOEFLのSpeaking攻略について書きたいと思います。
MBA留学を目指している方、TOEFLのスコアメイクを目指している方、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事を読めばTOEFL Speakingのスコアアップおよび高得点を取るための重要なポイントが理解できます。
Speakingで15点から安定的に23点が取れるようになった私の経験談と、毎回27点前後をたたき出していた友人の両方の視点から解説しましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!
※TOEFL対策については、前回までの記事『MBAまでの道のり(TOEFL Writing編)』も参考にしてみて下さい。
はじめに:TOEFL Speaking 23点攻略法のステップ
TOEFLのSpeakingセクションは4つのタスクからなります。問題形式に特徴がありますので、それぞれしっかり対策をすれば、留学経験のない日本人でも高得点(23点前後)を獲得することが可能です。(なぜ23点なのかは後述します)
早速本題ですが、具体的にSpeaking攻略のステップは以下になります。
それでは順に解説していきます。
①TOEFL Speaking概要を理解する
高得点を取るために、まずはSpeakingセクションの概要およびSpeakingのポイントを理解することから始めましょう。問題形式を理解することがスコアアップへの第一歩です!
Speakingセクションは4つのタスク
まずは各セクションの出題形式を理解しましょう。出題される4つのタスクのうち、タスク1はSpeakingのみの問題です。残りのタスク2~4は、主に Listeningの後、Speakingするという複合問題になります。
したがって、スコアアップにはSpeakingだけでなく、特にListeningスキルが重要になりますので、日頃からリスニング力を鍛える練習もしておきましょう。
それでは4つのタスクを順に解説します。
Task1概要(Personal Choice)
Task1は短い設問に対して『賛成か反対か』を述べたり、『与えられた2つの選択肢』から1つを選んで、なぜそれを選んだのか理由を述べたりする問題です。
いずれも『自分の主張』と『選んだ理由』を述べる必要があります。設問を見て15秒で準備し、45秒間で話します。
Task2概要(Campus Announcement)
Task2は最初に短いReading(大学のアナウンス等)を45秒で読んだ後、2人の登場人物の会話を聴きます。2人のうちどちらかが、Readingの内容に賛成か反対をしており、理由を2つ述べています。
会話を聴いた後、30秒で準備し、ReadingとListeningの内容を60秒で要約することが求められます。
Task3概要(General To Specific)
Task3は抽象から具体の問題です。最初に100 words程度のアカデミックに関する文を45秒で読み、次に同じトピックに関するレクチャーを聴きます。レクチャーの中ではReadingで書かれているトピックに関する『具体例』が述べられます。
レクチャーを聴き終わった後、30秒で準備し、ReadingとListeningの内容を60秒で要約します。
Task4概要(Academic Lecture)
Task4はAcademic Lectureの問題です。2分程度のレクチャーを聴き、そこで説明されている学術用語やコンセプトについての内容を理解します。レクチャー内では『具体例』が1~2つ示されているので、例を手掛かりにコンセプトの内容詳細を理解します。
20秒の準備時間が与えられた後、60秒でレクチャーの内容を要約することが求められます。
日本人はまず23点を目指そう
TOEFLでハイスコア(100点越え)を狙う場合、留学経験のない日本人であれば、Speakingは23点を目指します。23点は問いに対して的確に答えられていれば、ネイティブの流暢さや表現力は求められないため、一般的に純ドメの日本人はこの辺りが限界のスコアになります。
Speakingは対策に時間がかかる上に、どうしても出題される分野の得意・不得意によってスコアが振れます。早めに対策を始めて、なるべく毎日継続しましょう。
私の場合、Speakingはテンプレートを頭に入れ、毎日30分練習を続けることで22~23点が取れるようになりました。
Speakingのポイント3つ
Speakingでは採点官に良い印象を与えるために、以下の3点がポイントになります。
1.シンプルな英語(中学生英語)で十分
2.文法(複数形のS、過去形など)に気を付ける
3.“話し始め” を意識して声を大きめに、ゆっくり落ち着いて話す
23点を獲得するには、難しい表現を使う必要はありません。中学生レベルのシンプルな英語で十分です。重要なのは、的確な構成で文を短く区切り、自分がつまらずに話し続けられる速度を保つことです。
そのためにも、良質なテンプレートを活用することがハイスコア獲得のポイントになります。
②TOEFL Speakingの採点を理解する
具体的な対策の前に、TOEFL Speakingの採点を理解しておきましょう。TOEFLの公式サイト(ETS)に採点の目安に関する記述があります。
下記の通り、各タスクに対してどの程度答えられているかで『0~4点』のスコアがつけられます。
そして、4つ全てのタスクで『3点』を取ると、Speakingのスコアが23点となることがポイントです。つまり、3点を取るにはシンプルな英語でいいので『しっかりとした構成』で、問いに対して『的確に』答えることが重要になります。
つまり、テンプレートを使うことで自分の主張の骨格を作り、回答の論点がずれないようすることが大切になります。
③テンプレートを頭に入れる
これまで解説してきたように、Speakingでテンプレートを使うメリットは大きいです。
では実際に私と高得点を連発していた友人が使っていたテンプレートを紹介していきます。
Task1(Personal Choice)テンプレート
※ “personally”などの副詞は、自分の主張によって他の副詞に変えてOK(absolutely, stronglyなど)
Task1サンプルアンサー
テンプレートをうまく活用しながら、本番で使える『理由』や『具体例』のネタを増やしていきましょう。
練習問題を解きつつ、自分の得意な解答パターン(モデルアンサー)を複数用意しておき、本番はどんなお題が出てもそこに持っていけるようにすることがポイントです。
Task2~4に対するテンプレートおよびサンプルアンサーは有料で販売しておりますので、もし興味があればご確認ください。
④練習(録音)→修正を繰り返す
上記で紹介したテンプレを頭に入れたら、ひたすら下記のステップで練習を繰り返しましょう。
回答は必ず録音してください。録音された自分の声を聴いてガッカリするのですが(笑)、修正を繰り返して毎日Speakingを練習することがスコアアップの一番の近道になります。
録音には以下のメリットがあります。
TOEFL Speaking攻略まとめ
今回はTOEFLのSpeaking対策について書かせて頂きました。基本的な対策のステップを再度まとめます。
また、この記事を読んで『TOEFL Writing攻略』についても学んでみたいという方は、こちらの記事をご確認ください。
この記事が、MBAを目指すみなさんのお役に少しでも立てれば幸いです。
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