ビジネスエリートのための【基礎的日本酒講座】 #0 概要
こんにちは。
株式会社小林順蔵商店の小林佑太朗です。
今回からは不定期連載として【ビジネスマンにむけた教養としての基礎的日本酒講座】を書いていきたいと思います。
日本酒講座、なんて書くとこんな声が聞こえてくるかもしれません。
「小難しい技術の話なんか聞きたくない」
「そもそもそんなに日本酒好きじゃないし」
「あんまり興味ない」
「別にお酒に関わる仕事じゃないから、知る必要なんてない」
しかし、ここで伝えたいのは決して学校の勉強のような堅苦しいものではなく、むしろ会社や接待、友達との飲み会などで明日から使える小ネタやうんちくのようなものです。
日本の国酒といわれる「日本酒」を今よりもう少しだけ知ると、もうちょっと生活が豊かになります。
是非、一緒に日本酒の世界にちょこっと足を踏み込んでみましょう!
なぜ日本酒をを知る必要があるのか?
例えば、上司や先輩、取引先との会食で、
「なんか適当に日本酒の銘柄選んで注文しておいてよ!」
「俺はやっぱり辛口の日本酒が好きだな~。おまえはどう思う?」
「同じ銘柄なのにいくつも種類あるけど、どう違うの?」
「今飲んでるお酒ってとっても美味しいけど、どこのどういうのお酒なの?」
など、何気ない質問をされたことはありませんか?
もちろん、お酒の席での何気ないトークなので、答えられなくても全然問題ないのですが。。。
バシっとこたえられて、その上ちょこっと日本酒に関してうんちくなんかをサラリと語れたらデキるビジネスマンです。
その上司や取引先の方が日本酒好きだったら、グッと心をわしづかみされちゃいますね。
そこから、相手の出身地のお酒の話になったりして、仕事上の付き合いだけでは意外と知ることのできないパーソナルな部分を知れて、一段と仲良くなれたり。
また、上司から
「来週〇〇商事の〇〇専務にご挨拶に行くから、手土産を用意しておいてくれ」
なんて命じられた時も、無難に有名店のお菓子なんかを持っていくのも悪くはないです。
しかし、手土産を渡す時に
「そういえば〇〇専務って新潟県出身でしたよね?なので本日は、この××酒造の△△という商品をお持ちしました!端麗辛口で、しかもこの商品酵母が珍しくてワイン酵母を使ったものなんです。是非奥様と特別な日にワイングラスで冷やして飲んでみてください!」
なんて言えたら、
「ありがとう!私の事考えて選んでくれたんだね。しかし俺の故郷の新潟で最近はこんな新しい商品が出てたなんて知らなかったよ。また妻と楽しんでみるよ。君はお酒に詳しそうだね。良かったら次回は会食でもして、色々教えてくれよ!」
なんて好印象を持っていただけるかもしれません。
また、気心の知れた友人や、女性との食事会などで、
「お酒よく分からないから、何飲んでいいかわからない」
「日本酒っておっさんの飲み物だよね?まずし、ワインの方が美味しい」
なんて言われたときに
「このメニューにある〇〇酒造の××っていう商品は、最近若い人に流行ってるスパークリング日本酒っていう種類の日本酒なんだよ。しかも、あのシャンパンと同じ製法で作られたとっても新しくてオシャレな商品だから、飲んでみたら?」
なんてサラッと言えたら、話も盛り上がるかも?
(もちろん、語りすぎは嫌われてしまいますがw)
さらにさらに、仕事柄海外のお客様と取引をする機会の多いビジネスマンの皆さまも多いと思います。
海外では、自国の歴史や文化などを小さいころからよく教えられます。特に、エリートビジネスマンと呼ばれるような方々は、自国で生産されるワインやビール、またその国特有のお酒などについて非常に造形の深い方は多いです。
さらに、会食などの席で、そういった各々自国の文化について食事をしたりお酒を飲んだりしならがでディスカッションをすることも少なくありません。
「私の国ではワインが特産品で海外への輸出も非常に盛んなんだよ。僕の生まれた町では、〇〇っていうワイナリーがあって、ここの売りはピノノワールを使った酸味のあるふくよかな果実味が特徴なんだ!かつてはその当時の王様にも献上された一品なんだよ!」
「君の国では皆どういうお酒を飲んでるのかな?おすすめの商品なんかあったら試してみたいよ!」
なんて話を振られたときに、答えられますか?
海外では自国の文化をあまり知らない人=教育レベルの低い人と捉えられることも少なくなく、それだけで印象はマイナススタートになってしまうかもしれません。
堅く考えずにちょっとだけ日本酒に関して詳しくなって人生を豊かにしよう
と、色々と語りましたが、別に肩ひじ張って丸暗記する必要なんてありません。
皆さんがお酒を飲みに行くときに、
「あ、このお店はこの前日本酒講座で読んだ【山田錦】とか【五百万石】とか酒米別での飲み比べセットがあるな。ちょっと飲んでみよう。」
「へー、同じお酒なのに原料米の違いでこんなに味わいが違うんだ!面白い!今度機会があったら会食の時とか友達との飲み会で話してみよう。」
なんて思ってもらえたら、とても嬉しいです。
この講座では私の考えばかり押し付けて伝えるのではなく、様々な本や文献、業界の人のインタビューなんかに書かれていることの中からベーシックな部分を抜き取って分かりやすく解説しようと思います。
もしもこんなこと知りたい!やここ教えて!なんて意見がありましたら、ぜひコメント頂けると幸いです。
これはマガジンにまとめる予定なので、ぜひ購読お願いいたします。