前略 むすこさん
一年に一度くらいのペースで、思い出した時だけメールや贈り物が届く。
送り主は遠くにいる30歳をこえた2人の息子。
本人たちには母親が、今まで自分たちの送ったモノや、メールの言葉を大事に隠し持っているなんて知らないと思う。もし、それを本人たちに伝えれば気持ち悪かろうと思うから言わない。
子供の時にくれた、手作りのポケモンのキーホルダーや、
母の日にくれた意味不明な反省文、
私が60歳で仕事を辞める時にもらったメール。
母親は全部をそーっとしまっています。
そして、時々それを見直しては、なんか頷く。
3年前に送られてきたスイカペペ。
こんな可愛い葉っぱ初めて見た!
YouTubeの花屋さんの動画で勉強し大切に育てているのに、使用前使用後みたいになっちゃった(。﹏。*)
枯れそうで枯れないからあきらめきれず、水のやり方に気をつけて、土をいいヤツにしてみたり、大きいのやら小さいのやら鉢を変えて植え替えしてみたり、栄養剤やってみたり、色々置き場所変えてみたりしております。
送った方は忘れてるだろうけど。
親の存在が無くなって初めて、子供の中にその輪郭が鮮明に浮かび上がってくるもではないかと近頃は思っている。
こんな、センチメンタル風な自分が面倒くさくて嫌いだ。
でも、母とはこんな思いで生きている生物なんです。
知らんけど。
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