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自己効力感が高い人と低い人
「なんかできる感じがする」「まずやってみよう」「自分にはできる自信がある」
など、自信がありすぐ行動に移せる人がいます。
逆に、「自分にはできそうにない」「自分には難しそう」「失敗したらどうしよう」と考え、なかなか行動に移せない人がいます。
前者を
自己効力感が高い
後者を
自己効力感が低い
と表現します。
自己効力感は、
目標を達成する際に「自分ならできる、きっとうまくいく」と信じることができる"認知"のことです。
自己効力感とは、
スタンフォード大学教授で心理学者の
アルバート・バンデューラ博士によって提唱された概念で、英語では、self-efficacyセルフエフェカシーと表現します。
自己効力感が高いことによるメリットは、
●チャレンジ精神旺盛
●失敗しても立ち直る
●モチベーションをキープできる
逆に、
自己効力感が低い人の原因は、
●知識不足
●練習、経験不足
●幼少期の親との関わり方
●過去のトラウマ体験
などが考えられます。
特に
幼少期の親や先生や周りからの声かけが、
ダメだね
なんでできないの?
なにやってもうまくいかないね
など声をかけられて育ってきた子は、
自己効力感が低い傾向があります。
テストで100点満点中70点取った時、
・できたところ
・できなかったところ
どちらに目が行きますか?
残り30点のできないところを指摘してしまう親が多く見受けられます。
日本人は特に100点満点を目指す傾向にあるので、できないところにばかり目がいってしまいがちなのです。
こういった環境で育ってきた方は、低い傾向にあります。
自己効力感を高めるにはなかなかハードルが高いですが、バンデューラは、自己効力感を高める四つの方法を提唱しています。
〈自己効力感を高める4つの方法〉
①遂行行動の達成
自分の力で達成したという経験
② 代理的経験
人を見て学ぶ
③ 言語的説得
褒められ認められる
④ 情動的喚起
落ち着いた心と身体
これらを取り入れてみることをおすすめします。
具体的には、
●小さな成功体験を積み、できた!をつくる
●成功した身近な人をイメージして、自分に置き換えてみる
●周りの人と円滑なコミュニケーションをはかる
●自分の気持ちを切り替える自分に合った方法をみつける(音楽鑑賞、散歩、読書、ストレッチ、腹式呼吸…)
なかなか、すぐには切り替えるのは難しいとは思いますが、ぜひ、取り入れれそうのことからやってみてはいかがでしょうか?
特に小さな成功体験では、
低い目標を決め実行をする
をくりかえすことで、「自分はできる」を自分に刷り込んで見てください。