偶然の出来事がキャリアを作る
今の自分があるのは、
今まで出逢った全てと言われています。
あの時があれがあったら今の私がいる
あの出来事がなかったら今の私はいない
思い返してみてください。
私自身も、結婚したあと、夫の転勤で4回引っ越しをしてきました。
仕事もその都度辞め、新しいところで仕事をした上で、ステップアップしてきました。
さまざまな方との出逢いもありました。
また、子どもができたことにより、教育にも興味関心が出てきて、児童文学に関する勉強もしてきました。
さらに、引越しを機にそれに関する資格なども取りました。
それら偶然の出来事があってこそ、今の自分のキャリアが作られているのではないかと思っています。
でもそれは、もともと自分が未来について思い描いていたものではなかったかもしれません。
偶然の出来事や出逢い、周りの環境の変化により、その都度行動を起こしてきたことが形になってきたのではないかと思っています。
ジョン・D・クランボルツは、
個人のキャリアの8割は偶然の出来事によって作られると言っています。
クランボルツが提唱した
計画的偶発的理論(プランドハブンスタンス)は、
「予期せぬ出来事がキャリアの機会に結びつく」
キャリアプランを明確にせず、行動していくことで、偶然巻き起こる出来事や出会いによってキャリアアップを見込めるという、行動理論です。
変化の激しい時代では、
未来の予測が困難です。
遠い未来を思い描いて逆算していくよりは、
偶然にもたらされることからチャンスを掴み、キャリアに活かしていく姿勢が、
今の時代にマッチしています。
そのためには、
クランボルツによる計画的偶発理論では、
偶発の出来事を待つのではなく、
自ら行動することがポイントとなります。
〈計画的偶発性を起こす行動特性〉
1. 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
2. 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
3. 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
4. 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
5. 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する
普段から上記の5つを意識し、行動することで、偶発的なチャンスをつかみとることができやすくなります。
それが、自らの今後のキャリアにつながります。
まずは一歩、行動をしてみてください。
未来が開けていきます。