【トゥルム編】メキシコ・ユカタン半島10日間DIY旅行
前回の準備編はこちら:
バンクーバー国際空港からカンクン国際空港へ
自宅からバンクーバー国際空港へ
いつものようにバスに乗ると普段と雰囲気が違うのに気が付きます。12月31日の午後5時からTransLinkが運営するスカイトレインとバスが無料になっていました。素直に喜べば良いものの、無賃乗車の取り締まりを良く見かけるので、なんだか背徳感がありましたね。
飛行機に乗る
前日にオンラインチェックインを済ませていたので、Flairのカウンター近くで持ち込み荷物用のタグだけ付けてもらいセキュリティーゲートへ向かいました。
カナダでは基本的に入出国時のスタンプがないので、いつも少し物足りない気もしますが、搭乗手続きはスムーズに進みました。
年が明ける頃にCAさんの機内アナウンスでカウントダウンのサプライズがあり、機内は賑やかに新年を迎えました。興奮であまり寝付けず翌日は寝不足でしたが、とてもよい経験だったと思います。
トゥルム初日の過ごし方
カンクン国際空港からトゥルム市内へのアクセス
空港に到着後、預け荷物はありませんので、そのまま入国審査へ。
同時刻の到着は数機程度で人は多くありませんでしたが、スタンプまで1時間かかりました。メキシコ人はおしゃべり好きなのでこんなもんでしょうか。
出口付近でADOカウンターを見つけ、トゥルム行きのバスチケットを購入します。4分後に出発するけどどう?と言われ即決しました。
次の便は2時間後だったのでジャストタイミングです。しかし、行き先がプラヤデルカルメンであることには、乗ってから気づきます。ヒヤヒヤしましたが、一応トゥルム方面であることには変わりなく結果オーライでした。
プラヤデルカルメンに到着後、トゥルム行きのバスチケットを購入してから、せっかくなので周囲を2時間ほど散策することにしました。
有名なリゾートということで観光客で賑わっていました。そして、自分にとっては久しぶりの晴れと美しいビーチに興奮が抑えきれず口角が上がりっぱなし。
ついでにOXXOでSIMカードも購入。このSIMカードについては、こちらの記事に買い方やプランなどをまとめていますので、もし良かったらどうぞ。
偶然にも、トゥルム行きのバスで知り合ったタイ人の医者と観光を共にすることになり、いよいよ待ちに待った旅がスタートします。
ホステルチェックイン
1月1日はスタッフがお休みの日でしたが、事前に共有のあったWhatsAppでやり取りをするとオーナーが数分後に到着して無事にチェックインができました。泊まった宿も準備編にまとめています。
トゥルム遺跡とジャングル探索
休息も束の間。早速行動開始です。メインロードで手を振ってコレクティーボを捕まえ、「Ruins」と伝えてトゥルム遺跡へ向かいます。料金は片道30ペソ。
最初の1、2回は手を振っても通り過ぎてしまいましたが、ドライバーが何かジャスチャーしてたので満席だったかもしれません。
着いたのは午後3時過ぎ。Google Mapでは営業時間が午後5時までとなっていたので時間に余裕があると思っていました。
しかし、ジャングルツアー(385ペソ)とトゥルム遺跡(100ペソ)の2部構成になっており、全てを回るのに2時間では足りないかもよと現地のスタッフから言われます。
早歩きでなんとかなる精神で迷わずいずれも購入して入場しました。しばらく歩くと、ジャングルのような生い茂った木々に囲まれた道に出ます。トゥルム遺跡まであともう少し。
ついに来たああ。かつてテレビなどで見たことある光景を目の前にするとなんだか不思議な気持ちになり感慨深かったです。もっと良い写真撮っておけば良かったなあ。
帰りは再度コレクティーボに乗り市街地へ。細かい指定なければ「トゥルムセントロ!」とドライバーに伝えればOKです。料金は片道30ペソ。
夜はホステル近くで夕食を楽しみました。
最初にいただいたのは、エビとワカモーレ、トルティーヤチップスです。ガーリックソースが効いたエビとワカモーレのコンビが絶妙で絶品でした。
ボヘミアクリスタルというラガーも注文しました。日本のビールのような似たキレのある喉ごしと、クリアな苦味のあるラガーで非常に飲みやすかったなあ。
他にも何品か注文し、その一つ、チキンにチーズがかかったグリルは、ライムを絞ってトルティーヤで巻いていただきました。
トゥルム二日目
シアンカーン生物圏保護区ボートツアー
朝からシアンカーン生物圏保護区のボートツアーに向かいました。ラグーンの大自然とマヤ運河を全身で体験できます。
朝食は、Taqueria Honorioでテイクアウトしました。すでにリピートしていてコチニータは何度食べても美味しかったです。おそらくトゥルムで最も有名なタコス屋ではないでしょうか。
トゥルムからボートツアーのあるラグーンの近く、ムイールまでコレクティーボを利用しました。乗り場はADOバスターミナルから少し西側に行ったこの辺り。
しかし、スタッフに話を聞くと、いまはムイールで停まらないのでコレクティーボで行くことはできないとのこと。
もし行きたいならタクシーで片道2000ペソくらいだねと言われ、タイ人医者と「これは高いよね!」ということで、じゃあどこまでなら行ける?と交渉を続けました。
Felipe Carrillo Puertoというムイールからさらに南のエリアが降車地点になるとのことで「途中で降ろしてくれない?」と相談すると100ペソならOKが出ました。他の乗客たちの50ペソの2倍払い交渉成立です。
ムイールの遺跡はメンテナンス中で立ち入りはできませんでした。2024月2月には再オープンするようです。
ボート乗り場までは、遺跡を経由するルートと、少し西に歩いた場所にも入り口がありました。
この付近にツアー会社のスタッフが待機してて、ボートツアーの説明をしてくれます。生物圏保護区への入場料が20ペソで、ボートツアーは1人1000ペソ、固定料金でした。
ボートに乗るとラグーンの絶景から始まり、しばらくするとマングローブ林に入ります。
そして、Lazy Riverに着くとライフジャケットを装着して古代の運河に飛び込み。約40分間、ゆったりと流れながらマングローブ林の中を漂う体験は、非常にユニークでした。
入水前、ツアーガイドに「ここ、たまにクロコダイル出るんだよね」と真顔で言われた時は怖くて、真剣に帰ろうか悩みました。
セノーテドスオホス巡り
昼食をとってからセノーテドスオホスに行きました。トゥルムからセノーテまでコレクティーボを使いました。料金は片道40ペソ。
ドスオホスの基本入場料は400ペソ。シュノーケリング機材は別料金です。
チケット売り場からドスオホスまで歩きました。2kmほど。コレクティーボで中まで乗せてもらえる情報もありましたが、ドライバーに伝え忘れました。つぎ来るときは自転車や原付のレンタル、ツアー参加も検討します。
「West Eye」と「East Eye」の二つあり、特にEast Eyeのハンモックや休憩スペースなど広々としたリラックスした雰囲気が気に入りました。
帰りはちょうど帰宅途中の現地のスタッフさんにエントランスまで車で送ってもらえ、コレクティーボでトゥルムへ戻りました。料金は片道35ペソ。
トゥルム三日目
自転車で市内探索
今日は一日中トゥルムを堪能できる最終日。これまで市外を中心に回っていたので、宿で自転車をレンタルして市内探索をします。料金は一日200ペソ。
ハンドルブレーキではなく、ブレーキペダル式で反対に回すと止まることができます。
ここの公園は雰囲気がとても良かったです。
ミニオンやマリオなど色々なキャラクターと写真を撮る人で賑わっていました。
任天堂の人気は(ほぼ)地球の裏側まで広がっているんですね。さすが。
屋台でChicharrones Preparados(チチャロネス・プレパラドス)というものを注文しました。
Chicharrones(チチャロネス)は豚の皮を揚げたもので、その上にPreparados(準備された)野菜などの様々な具材をトッピングしたものみたいです。
サクサク感と、サワークリームと塩味のきいたトッピングが絶妙で食べるのが楽しかったです。
パラダイス・ビーチ
そして、パラダイス・ビーチへいきました。入場料は121ペソ。再入場可能なリストバンドをつけて回ります。到着して自転車を停めて歩くと、いよいよビーチが見えてきました。ここからでも綺麗!!
ここは天国かな?最期はこの海に沈めてもらいたい。ふわふわサラサラの砂浜で、歩くたびに足が包まれる感じがして、歩くのが気持ちよかったです。
ほぼ半日ビーチで寝転がり、本を読みながらリラックスしてました。ビーチはカンクンが本命だと思い込んでいましたが、この旅でもっともお気に入りのビーチになりました。
そういえば、来る道中でスーパーのベーカリーに寄ってパンと飲み物を買いました。
コンチャと呼ばれる伝統的な菓子パンやマンゴージュースなどメキシコっぽいものを選びました。コンチャはバニラ味だけでなく、チョコ味なども置いてあり、メロンパンに近い味でした。美味しかった。
日が暮れてから、全身の日焼けがひどいせいか、寒気と頭痛に襲われました。この日は早めに寝ることにします。
夜はこのタコス屋に行きました。
トゥルムではほとんどアジア人を見かけず、近くにいたアメリカ人夫&中国人妻の夫婦に珍しがられ、お互いこのタコス屋に何度も来ているという話で盛り上がりました。
注文が入ると、ドネルケバブのようにお肉をカットして調理してくれます。定番のTaco de pastorやチーズのかかったGringas de pastorをいただきました。大変美味しゅうございました。
トゥルム最終日とカンクンへの移動
トゥルム市内からカンクン市内へのアクセス
トゥルムのADOバスターミナルには10時過ぎに到着しました。11:31発が満席のため次便の12:20発のチケットを購入しました。
前日の日焼けがひどく日光に当たるのも痛かったので、近くでランチを買いバスターミナルでゆっくりくつろぎます。
当初は、トゥルム発カンクン行きではなく、チチェン・イッツァ遺跡経由でカンクン行きを予定していました。
バスの本数が少なく、遺跡と周辺のセノーテをわずか3時間で回るという過密スケジュールと、当時の体調も鑑みて次回へ見送ることにしました。
バス車内のエアコン設定温度は絶妙でとても快適でした!東南アジアのようなキンキンに冷えたバス車内がなんだか懐かしくなります。
ということで、トゥルム編でした!次回はカンクン編です!