#新型コロナ の危機を私たち中小零細ベンチャーやフリーランスはどう乗り越えるか、3つの提案があります。
#新型コロナ の到来。
私たち中小零細ベンチャーやフリーランス、商店事業者は空前の苦境にあります。
まず、ご一緒に深呼吸を日々重ねて、心をできるだけ休めたいところです。
息を整えると、心が整いやすくなることは、よく知られております。
そして、以下3つの打破の方向性があるのではと、ご提案します。
1. オンラインに「自分の分身」を作る。
今や、多くのアポやイベント予定が飛んでしまい、「事務所や、店の中や、自宅で待機する時間が増えた」という方も多いかもしれません。
もちろん、今そして先々の資金ショートの懸念がまず大きいかと、心からお察しします。
例えば個人経営のカフェ等は、どこか本部から資金支援が入るようなことはなく、可能ならば金融機関や、クラウドファンディング会社等と交渉して、現況で一息つける資金確保の検討が急務かと思います。
ですが、「それでも待機時間が増えた」という方もいらっしゃるかもしれません。
この生まれた時間を「ピンチをチャンスに」し、オンラインに「自分の分身」を作る機会にいただけたらとご提案します。
具体的には、noteを開始したり、スマホ等で数分間のお店のPV映像を撮ってYouTubeにアップします。
ミュージシャン等のアーティストの方々も、例えば演奏のPV映像を撮ってYouTubeにアップする機会にいただけたらと思います。
中小零細の私たちがなぜ経営が苦しくなりやすいか?
考えますに、自分たちの分身がないことが大きな一因と感じます。
大手企業は有名なブランドがあり、そのブランドが勝手に分身として一人歩きしてくれます。
分身として、お店や事業のウェブサイトのお化粧直しをする等、今まで追いついていなかったことを、まとまってやれる機会になると思います。
私たち事業者が自分の事業を惚れる以上に、お客やサポーター等の外部の人々は惚れてくれません。
新型コロナで大変な時こそ、お化粧直しもしっかりやれれば、今そして今後に声が掛かる確度が上がるかと思います。
2. サポーター制度を作る。
もしカフェの場合、今や存続危機かもしれません。
多くのNPOが導入しますように、サポーター制度をつくり、例えば、お店のカフェ文化の存続発展のため賛同者を募る道はありではと思います。
一例ですが、Homedoorさんのサポーター制度です。
従来は、カフェに来る人しか資金面の応援は不可能でした。
ですが、サポーター制度を作れば、遠隔地にお住いの方も参加可能です。
zoom等を使い、オンラインでサポーターの集いやサロンを開催し、交流や対話の機会を生み出せます。
もちろん、カフェに限らず、社会課題解決を目指す事業体は、法人格を問わずにサポーター制度の発足は検討の価値があるのではと思います。
サポーターの輪が広がれば、人々の意識が変わる確度が上がり、社会課題の解決に進みやすくなるからです。
サポーターは、セカンドフォロワーとなって、社外の存在ながら、いわばお店の宣伝部長となってくれる可能性があります。
言ってみますと、「事業の共犯者」となって、せっせとSNSで一緒に賛同の輪を広げます。
ファーストフォロワーの重要性はベンチャー界ではかなり普及しました。
ですが、今まで見落とされていたのはセカンドフォロワーの重要性です。
セカンドフォロワーは一市民の賛同者であり、報道機関やVCや中間支援組織もあるかもしれません。
ですが、後者の報道機関等だけでは実態がないので、一市民の賛同者という実態があって、車の両輪で初めて威力が発揮できます。
リーダーやファーストフォロワーが目の前仕事で追われていても、セカンドフォロワーは3手先5手先を見ます。
セカンドフォロワーはキャズム(崖)を超える橋渡しをします。
セカンドフォロワーについては、改めての機会に述べます。
3. 空前の苦境だからこそ将来構想を。
新型コロナは長期化すると専門家からは指摘されています。
"福田氏は、気温が30度近いシンガポールやタイなどの東南アジアでも感染が拡大していることから、「夏になれば終息すると現時点で断言できない」と述べた。"
これは年単位で続く覚悟が必要なんですよ。これだけ散らばっていますから、4、5か月で終息するとは考えない方がいい。
もしかしたら、今が分水嶺で、収まるのかもしれませんが、海外にも散らばっていて、感染症に脆弱な国や地域もあります。そこから人が往来する限り、そして日本からも行く限り、必ずまた感染者は出ます。
空前の苦境です。
だからこそ、私たち事業者にとっては、貴重な立ち止まる機会になりえます。
日本社会は昭和以来、走り続けることだけを求めてきました。
ですが、ここで立ち止まり、例えば、いつもは後回しにした古典や哲学書等を読む機会にする。
自宅や店内にひきこもりながら、オンライン勉強会に参加する。
巨視的な考え方(大きく考える、think big)をすることは、日常の現場ではなかなか私たちはむつかしいものですが、いわば人類社会が転換期にきたような今だからこそ、今の危機が私たちにどんな意味を持つのか。
そして、事業はどのようなあり方がいいのか。
経営として、将来構想をじっくりとする時間を得られたねと、メンバーの方々と考える機会になればと、願ってやみません。
江戸時代も今の日本のように激しい人口減少があり、各地で財政危機がありました。
その中を、経営再建に奔走した二宮尊徳の存在は木下斉さんのご発信でおなじみの方も多いかと思います。
遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有なり
近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す
きつい坂を歩いて登る時、足元ばかりをついみてしまい、遠くを見ることを私たちは怠りがちかもしれません。
「遠きをはかる」ことで、物心両面で富む転換に。
今回、新型コロナという緊急性が高いことから、急ぎまとめましたが、ぜひご質問やご意見をお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?