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痛みのない授乳をするためには

こんにちは。
福岡県北九州市にある乳房マッサージ専門助産院「葉っぱ助産院」です。

これをお読みになられている方は、現在授乳中の方で、なおかつ授乳が何かしらうまくいっていなくてお悩みの方だと思います。

赤ちゃんが乳首に直接吸いつけなかったり、吸いつけてもどうしても痛みが強かったりして、きっと辛い状態ですね。

この痛みはなかなか人にわかってもらえず、1人で辛い中頑張っておられるのではないでしょうか?

今日はその辛さを何とか軽くしたいと思います!

何故痛いのか?

そもそも、痛みの原因は何でしょうか?

それは「吸うのが浅い」からです。

赤ちゃんが正しい位置でくわえられていないと、浅く吸ってしまうので、乳首の先端や時には根元に痛みを生じます。

浅い吸い方とは?

それでは、どういう状態が浅いのか、絵で見てみましょう。
下に赤ちゃんがママの乳首を吸っている状態の断面図を2枚示しました。

上の絵と下の絵のどちらが正しいかわかりますか?

正しい方は「上」の絵です。

なぜ正しいかというと、赤ちゃんの上下の唇がしっかりとママのおっぱいの乳輪を覆っており、それにより、乳首の先端は赤ちゃんの喉の方まで伸びてきています。

では、反対に下の絵はどうでしょうか?

赤ちゃんの上下の唇が乳輪を覆っておらず、見える状態になっています。
すると、赤ちゃんの歯ぐきがママの乳首の根元のところにあたり、上下の歯ぐきで挟んで噛むような状態になっています。

また、乳首の先は喉の方までいかず、赤ちゃんの舌の上にあり、吸う時にもずっと乳首の先端があたるため、痛いのと同時に傷がつきやすくなります。

このように、赤ちゃんが吸っている時に「乳輪が見えていて痛みがある」時には「吸うのが浅い」状態と言えます。

※乳輪が広い人は、赤ちゃんの口が乳輪を全部を覆うことができないので、見えていても痛みがなければ大丈夫です。


自分の乳輪をつかんでみよう!

では、ここで自分の乳輪をつかんでみましょう。

どうですか?
軽くつかめましたか?
柔らかいですか?

今「硬い」と感じた方は、赤ちゃんも同じく「硬いな~」と思っているはずです。

ちなみに、私がいつもママさんたちにお伝えしている柔らかさの目安は

『親指と人差し指のお互いの指の腹の感触がわかるくらいまでつぶれること』

とお伝えしています。
これくらいまで柔らかくなるといいことを考えると、今の自分の乳輪が思った以上に硬いと思うのではないでしょうか?


乳輪が見えないくらいまで深く咥えてもらうために

そこで、「痛くない授乳をするにはどうしたらいいか?」ですね。

答えは「赤ちゃんの口が乳輪に届くように、乳輪を整える」ことです。

浅い時は、大抵乳輪そのものが硬くてつかみにくい状態になっています。

乳輪を軽く親指と人差し指でつかめるようになれば、赤ちゃんも軽く口に乳首を含むことができるはずですね。

そのためにすることは、ずばり「乳輪部分のマッサージ」です。
授乳の前に、こうして赤ちゃんが吸う部分を大人が準備を整えてあげるのです。

そうすることにより、赤ちゃんは楽におっぱいが吸えて、しかもいつも以上にしっかり飲めるので、いつもよりもしっかりと眠ることができるようになるのです。

そして、ママの方はというと、痛みがない分授乳が楽になり、そしておっぱいもいつもよりもしっかり飲んでもらえるので、授乳後が楽に感じるはずです。

痛みのない授乳をすることは、お互いにとってメリットしかありません!!
絶対に痛みのない授乳をしましょう☆


授乳前に乳輪を柔らかくするマッサージの方法

それでは、当院で行っている授乳前に乳輪を柔らかくするマッサージの方法をお伝えします。

ただ、当院に来られるママさんたちは、皆さんお金を払ってお越し下さっているので、ここからは有料にさせて頂きますね。

☆マッサージの説明は、テキストと図解にプラスしてよりわかりやすいように動画をおつけしています。
少し長くなりますが、痛みを取るために頑張りましょう!

※テキストだけでは不十分だと思う方には、オンラインにて直接お伝えしています。

これは、当院に距離が遠くて来院できない方や、お近くに母乳ケア施設がない方のために、オンラインにてセルフケア指導や授乳相談を行っているものです。

LINEで受付をしておりますので、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問合せください!

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