ティーシャツヤーンとの出会い
素材に心動かされたのは初めてだったかもしれない。私の好奇心をくすぐってくれたのはティーシャツヤーンという、馴染みがありそうでなさそうな絶妙な名前の素材だった。その名前の通り、原料はTシャツやカットソーの裁断部分を利用したものでTシャツの布地を切って作られており、普通の編み糸に比べると太さもあって簡単に編めるので、一部ハンドメイドファンの間ではすでに注目を浴びていたよう。
編み物はやっていたので始めるハードルはそんなに高くなかったし、何よりも面白そうだなと思わせてくれた事に感謝。アンテナがそこまで高くなかった私にとっては、たまたまテレビで見かけて心の琴線に触れたこの瞬間を、運命の出会いと呼んでもさほど大げさではないのかもしれない。私はとりあえずティーシャツヤーンに会いに行った。
ティーシャツヤーンはどこにいる?
近所のダイソーにあるんじゃないかという自分の勘に頼ったら案外すぐ見つかって拍子抜け。当初はあまり知識もなかった事と、まずは試しに触ってみてどんなものか、面白そうだったらもっとのめり込んで行こうと思っていた。
ちなみにこのティーシャツヤーン、オランダの「Hooked Zpagetti(フックドゥ ズパゲッティ)」という製品が代表的で、廃棄される布を再利用としたのが始まりなんだそう。ティーシャツ素材なので少ししっとりとした感触と、カラーが豊富なのが特徴でオランダではとてもポピュラーな商品。もちろんフックドゥ社以外からも販売されており、各社によって特徴も色々と違う。
Hooked Zpagetti
割と手に入れられやすくユザワヤ他、色々な店舗で購入可能。
ただし、カラーバリエーションや柄バリエーションは店舗によって異なる。
またズパゲッティ自体も個体差があるため、物によって太さが違ったり素材の伸縮性に差があったりする。
T-shirt Yarn(DAISO)
100円均一DAISOで購入可能。
カラー、柄共に在庫があれば何処の店舗でも同じような品揃え。
デニムヤーンもあったり季節ごとにラインナップが違ったり豊富な印象。
Re:KniT
手芸ショップドリームで購入可能。
伸縮性が高く、軽いため割と編みやすい。
Herbs
手芸の越前屋で購入可能。
まだ使った事がないので使ったら使用感追記したいと思います。
Mocha Yarm
ユザワヤで購入可能
まだ使った事がないので使ったら使用感追記したいと思います。
MONO POP
取り扱い店舗は見つからなかったですが以下のサイトで販売中。
私もまだ使った事のないヤーンがあるけど、素材によって特性がこんなに違うのかと面白い発見がある。フックドゥのズパゲッティなんかは個体差が大きいから再現性は低いけど、その一期一会感が面白かったりするし、一方で安定した色を買えるヤーンだとイメージした物を作りやすかったりする。それぞれの良さがあるのでもっとたくさんの素材を扱ってみたいな。