暗さは悪?
小学生だったとき、私は学校で一言も言葉を発しない子供だった。いや、一言も話せないとは誤りかも。授業中先生に当てられたときは、震えながら(その先生曰く)蚊の鳴くような声で答えていた。
今になってそれは「場面緘黙症」という病名がついた症状だったということが分かるけど、当時の幼い私にはまったくわからず、家では喋れるのに何で外の世界では喋ることができないのか、不思議に思っていた。
親は「内弁慶」という言葉で私の症状を表現していたが、どこかでそんな自分を恥じていた。学校で普通に話せない自分、明るくたくさん友達がいる自分になれないことにとても引け目を感じていた。
小学生になったら友達100人出来るかな?というTVCMがあったが、100人は到底無理だけど、友達が少ない人間はやっぱり恥ずかしい、学校のヒエラルキーの一番下にいる、いてもいなくてもあまり影響がない、自分はそんな人間だとどこかで思っていた。
大人になっても人前で話すのはやっぱり緊張するし、身体に変に力が入り、常にガチガチになる自分を変えたいと思い、心の勉強やセミナー、コーチングの方のセッションを受けたりしたが、人の目が気になる繊細な部分はずっと解消されないままで、心ではなく身体にアプローチする方法の方が効果があるのでは?と思い、今年に入ってから、コスミックライト社の「ホリスティック・アートセラピー講座」を受けてみることにした。
講師の方はシュタイナー教育の教師もやっておられた方で、場面緘黙症のメカニズムなどを教えてくれたり、繊細な人の発達についてなど、色々知ることが多い。
眼球の動きが心の安定に関係があるということを知らなかったので、初めて知るお話も多くてとても勉強になる。
ただいま講座を受講中。終わるころにどういう変化があるか期待しながら、
復習をして、生きずらさは自分で解消できると信じて学んでいきたい。
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