Windows版LINEで自動ログインできない問題を回避する
むかしからLINEという存在は知っていました。一度も使ったことがなかったのですが、コロナ禍以降から使うようになりました。主に、家族や取引先、仲良しの友人とやりとりするためです。身内との連絡手段としてはLINE一択です。
X/TwitterのDMは半端に有料化していますし、今後X/Twitter自体が完全有料化するらしいので、選択肢からは除外。
FacebookやThreadsも微妙な感じです。BlueskyがDMをサポートしたのですが、誰も使っていないです。
最近、ガソリンの割引クーポンが紙からLINEに切り替わったので、LINEが手放せなくなりました。どうやら、日本ではそのような流れになるようですね。
困っていること
LINEはスマホにいれていますが、Windows PCにもいれています。やはり、文章を打つにはパソコンが効率的です。
ところが、Windows版LINEなのですが、以前からパソコンを起動後、自動ログインが失敗して刺さるという問題があって困っていました。
バージョン 9.0.0.3345 でも、まだ再現しています。
この状態から、LINEアプリのプロセスを再起動するとログイン画面になるので、いちいちパスワードを入力する必要があります。
LINEを使うときはすぐに通知を確認したいときや、すぐに返信をしたいときなので、パソコンを起動して自動でLINEが動いていてくれないのは致命的なのです。
別に、X/Twitterがサービスダウンしてアクセス不能になっても、まったく困ることはないのです。
回避方法
原因がわかっていないのでワークアラウンド(暫定処置)になりますが、当方の環境では下記に示すやり方で、現象が回避できています。
LINEの設定の基本設定で、「Windows起動時に自動実行」のチェックを外します。
次に、Windowsの「ファイル名を指定して実行」で「shell:startup」と入力します。スタートアップのフォルダが開きます。
当該フォルダ配下に「start_line.bat」というファイルを作ります。改行コードはCR+LFにする必要があります。ファイルの内容は下記のとおりです。
@echo off
@if not "%~0"=="%~dp0.\%~nx0" (
start /min cmd /c,"%~dp0.\%~nx0" %*
goto :eof
)
timeout 5
%LOCALAPPDATA%\LINE\bin\LineLauncher.exe
rem pause
これでも自動ログインに失敗することがある場合は、timeoutの値を増やしてみてください。
余談
Windows版LINEのインストールフォルダを覗いてみると、どうやらQt5を使っているようなので、ソースコードはC++なのではないかと思われます。
また、令和の時代なのに、いまだに32bitアプリしか提供できていないようです。64bitアプリを作るには、基本的にはソースコードをビルドするだけでよいはずなのですが、いろいろと制約があって難しいのだと思います。考えただけでゾッとしますね。
開発は大変そうですが、これからもリリースを継続してほしいと願っています。