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【COVID-19】"自然災害"をテーマに、Web上にアート作品を作った。


このコロナの自粛の時期だからこそできるアート作品を考えていた。


そして作ってみた。


自然災害。


スクリーンショット 2020-07-08 6.00.53


僕は芸術系の大学にいてて、その中でもテクノロジーやプログラミングを扱うことが多い。

コロナによって、開催を考えていたプロジェクトも延期になったり、インターンやアルバイトも無くなったりと、もろに影響を受けた。

そんなとき、今だからこそできるアートはないのか、模索していた。

新型コロナウイルスという、HIVウイルス。これも、地震や津波、噴火、雷のように、「自然災害」の一つで、これをテーマに制作することを考えた。

そこで、

「コロナ自粛でも体験できる自然災害をテーマにした作品とはなんだろう?」

と考えていると、ハッとこの構図が浮かんだ。


スクリーンショット 2020-07-08 6.01.08

この構図っす。

左上の肺がコロナで、上が雷、地震、噴火、津波、真ん中が脳、と言う感じです。この構図。この配置。

これは、

ここで体験できます。(2020年の8月ごろには切れてしまう。。。)

ので,動画をアップしました↓↓↓



この作品は、「象徴的な音によって、体験者の記憶に呼びかけ、自然災害の事象を引き出す」ので、音が鳴ります。なので、『トラウマ』がある方はご注意ください。(あと、ブラウザがsafariだとうまくいかないことがあるので、Chrome推奨です。)


スクリーンショット 2020-07-08 6.01.14

真ん中が「脳みそ」なのにも意図があって、「自然災害」はいつ起こるかわからないし、起こってしまうと日常を奪い去る。でも、私たちはその「自然災害」を都合よく忘れる。だから、この「コロナ騒動」も「他の自然災害と同様に、都合よく忘れてしまうのではないか?」と思ったんです。

そこで、こういったアート作品を通して、自然災害を思い出して欲しいと考えました。ちなみに、心理学者ジョンリーチによると、人は、大惨事に見舞われたとき、「呆然とするか」「冷静に行動できるか」「取り乱してしまうか」の3つのグループに分かれて、生存者は、普段から「もしこうなったらどうしようか?」と深い思考を繰り返していて、いざというときに行動できた。とあり、この作品を通じて少しでもそういった思考実験をしてみるだけでも、似たような効果が期待できるんじゃないか?とも思いました。

てなことを、大学の授業で話す機会があって、そしたら「それでインタビューさせてよ。コロナで自粛中に芸術系の大学生はどんな活動をしているのか?でさ。受験生へのメッセージとして。」という機会をいただき、インタビューを受けることになった(モデルみたいに写真も撮ってもらったw 校正前のやつが届いたけど、ええ感じにしてもらってた。完成が楽しみ)。


ALISでは「自然災害」を記事にしています。

(このサーバー代とドメイン代は、このALISの「トークン」でクラウドファンディングをして集めたんす。)



実は、このWebにあげた作品以外にも、「新型コロナウイルスの感染者数の可視化」もやっていた。

「人類の肺」

という作品。

これは、Googleが提供してるコロナの感染者数のデータを、pythonでWebスクレイピングして、touch designerに送って、C4Dでモデリングした肺と合わせてビジュアル化したものです。

それぞれ、左にあるグリッドが、回復者数と死亡者数、右のノイズが増加に伴って激しくなったり。


こっちのもALISでもあげてます


あとがき

ここまで読んでくださってありがとうございます。

最近では、黒人差別の問題で、「ドラゴンボールのミスターポポ」や、「ポケモンのルージュラ」など、話に上がることがある。クリエイティブはいったいどこまで気をつけて、どこから問いとして扱えるのだろう。だって、神様がピッコロみたいなやつなのも、アッラーやイエスではないこととして問題になるかもしれないし、ポケモンが動物虐待を彷彿させるから問題になるかもしれない。

アートだって、やりすぎることもある(女性が全裸で佇んでいて、鑑賞者が何をしてもいい状態だと、最初は観賞のみだったり恥じらいがあったのが、次第に暴力的になり、展示時間が終わると女性は身を隠しながらはけていき、鑑賞者も正気になった)。

心理学の実験だってそう。(囚人と看守の役割を当てると次第にその役割に染まってしまう)。

あげていてはキリがない。

でも、だからこそできるアートも必要だと思う。

やっても批判されるし、やらなくても批判されるように。












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