角川短歌四月号を買ったのだ。
『角川短歌』四月号に短歌を通じ知己を得た堀井惠子さんの作品十二首「大きく拡がる富士がある」が掲載されております。このコロナ禍の不安の中、ネットを介し繋がる世界中の人々とのリレーションや温泉で見る富士山の雄姿に勇気付けられてゆく作者の姿が力みの無い口語体で綴られています。
また堀田季何さんの学生時代を振り返るエッセイは堀田さんの文芸への道のりの端緒が垣間見える良文でした。
そして難波一義さんの「歌集歌書を読む」のコーナーに山本美矢子さんの歌集『綾川の岸辺』の書評が掲載されております。
短歌総合誌なんて滅多に買いませんが、なかなか読みでがありますね。宜しかったらお手に取ってみてください。