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見えてくると見えなくなっていくという現象について


最近いろいろなことが見えてきた話

うつ病からの回復・転落を繰り返していた時は、仕事をしていても目の前のタスクだけが視界に入ってくる状態だったのに対し、かなり安定した状態をキープしてきている今、いろいろなことが見えてきました。

わたしの担当しているメイン業務として、人事総務・法改正に関するモニタリングと社内規則の改正等がありますが、4月を迎えんとするこの時期は、様々な法改正の施行タイミングが重なり、社内規則や制度の見直しに追われる時期であります。

わたしの社内規則改正のルーティンとして、まずは、法改正に関わる部分に囚われず、全文をざっと読み返すことから始めるようにしています。また、一見当該法改正に関りがなさそうな規則の中にも、関連する記述があることも少なくないため、いくつかのキーワードで検索を行い、規則間の整合性が崩れないように留意しています。

そうすると、
「あれ?この規則の条文、おかしくないか?」
といった点が見えてきます。
いつ、どのタイミングで、だれが携わったかはいったん置いておくとして、明らかに法令に反しているまたは、法の主旨を取り違えている規定がまま見つかるのです。
私の勤務先は親会社があるグループ企業のいち子会社ですので、親会社の施策や方針に強く影響を受ける傾向にあります。
時には親会社の規則をそのまま流用している規則も少なくありません。
ということは、、、親会社の規則もまた法令に反した記述がなされている可能性大なわけですが、「問い合わせを行い、適法性の確認を依頼する」この行為を反復していくとどうなるか。
はい、親会社の担当者からあからさまに嫌な態度をとられるようになっていきます。
優秀な親会社の担当者さまが、いち子会社の社員に法的問題点を次から次へと指摘されるわけです。いい気分なわけはないですよね 笑
前提としてですが、こちらも問い合わせ方や言葉使い、言い回し等相手のプライドを傷つけないように最大限配慮しているつもりではいるのですが、たぶんわたし、親会社の複数の部署から要注意人物としてマークされてます。

最近いろいろなことが見えなくなってきた話

親会社は崇高な企業理念を掲げ、経営計画においては社会的課題解決や地域社会の課題解決と、企業の利益拡大がうまく融合するようなまさに三方よしのような計画が策定されています。

その中には、おそらくトップダウンで決まったであろう、強引とも見える施策が時々見られ、そういった施策に対する取扱いを定めた社内規則に不適切な記述が多い傾向がありました。

世の中すべての人にとって「正義」であるものはないとわたしは思います。ですが、旬な社会的課題への取り組む姿勢は多くの人を引き付ける力があるのもまた事実です。

たとえその裏で、不適切なルール設定と運用が行われているとしても、です。

不思議で仕方がないのは、適法性に欠くルールを正しく修正しないことによるリスクを考えられないような人たちではないはずなのに、指摘をされると顔を真っ赤にして猛反発してくるのはどういった思考回路からなるのでしょうか?

いいたいことも言えないそんな世の中じゃ・・・

いろいろなことが見えてきた先に、いろいろと見えないことが生まれてきたという話でした。

夕飯でも作って、ゆっくりくつろぎ、明日への英気を養うとしましょう。

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蒼海 豊
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