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デイトレーダー的 毎日出張者のホテル予約テクニック

昨日、ANAとJALのマイルをいかに貯めるかの方法について書きました。人に話すほどの事でもないしょぼい話なので、誰にも話したことがありませんでしたが、意外と反応がよく、様々な人から問い合わせを頂きます。今回は、他の方が非常に損なホテル予約をしているのを見て、ホテル予約についてまとめてみました。私の個人的な見解なので、間違っている部分もあるかもしれません。

私は、コロナ前は、年間出張180日以上。基本1街に1泊2日、一回の出張が5日から7日。基本価格を1泊5000円以下、全国ほとんどの都市に定宿はありつつも、最も安いところで検討。ホテルα1からリッチモンドホテルまで日本にあるほとんどのチェーンホテルの会員。ホテルで仕事する場合は、リッチモンド、ドーミーイン、東急REI。通常基本はマイステイズ、ダイワロイネット、コンフォート。緊急時は東横イン、スーパーホテル、(アパホテル)。全国すべての航空路線と鉄道路線と船路線と、おおよその価格を把握。

1、ホテルは早くとれば安いわけではない。
飛行機は特割などの価格設定が明確に決まっており、早く予約すればするほど安いのは周知の通りです。しかし、ホテルに関してはそうではありません。予約の急なキャンセルや、閑散期の空室数等に応じて値段を大きく変動させています。私が予約するのは、「前日か当日」です。毎日どこの街で泊まるかを決めたくないのと、当日の夕方や19時以降に出るタイムセールを狙います。

2、日本での価格比較は、「じゃらん・楽天トラベル」から「agoda」へ
海外は、エクスペディアやhotels. com、booking. comなど様々ありますし、トリバゴなどの価格比較サイトもたくさんです。日本は上記2強なので、その2強を中心に価格比較。予算・エリアで幅広く検索し、すぐに予約せずに空室率を見ながら検討を。基本的にはリクルートじゃらん営業が強く、大体楽天よりも1円安い価格調整をしてきます。この辺りまでは常識。しかし、2019年くらいからこれらを抑えてagodaが最も安い価格を出すことが多くなってきました。これは、ホテル側が日本人対象には安価すぎる価格を見せたくないが、海外旅行対象者に対してのみ安価に出したいという意図からだと思うのですが、最近はほぼすべてagodaになっていました。

3、空室率30%以上あれば、当日の大幅下落あり
Booking. comなどでは、指定エリアの空室率が出ますが、3日前くらいで30%以上あれば、まだまだ下がる可能性があります。agoda・じゃらん・楽天トラベルを随時見比べて、価格の推移を見ていってください。同時に空室率を見ながら、空き室があるのに宿泊日当日になってくると、ホテル側も空室は避けたいので、価格を下げてきます。

4、価格改定タイミングは、12時、15時、18時
2日前くらいまでは上記時間帯前後にて価格改定が行われます。前日や当日の場合は、毎時間ちょうどに価格改定が行われるので、随時チェックが必要です。特に当日の場合は、「価格改定チキンレース」と自分で勝手に呼んで、勝手に宿のサイト管理者と戦っているのですが、毎時間ごとにホテルのサイト管理者が価格改定を行ってきます。実際は設定上、何室空いていれば、いくらにするか?が設定できるのですが、各ホテルの価格設定担当者の腕の見せ所です。私は、各都市の各ホテルの各担当者が何時にどれくらいの空室率があればどれくらいに下げてくるかを覚えているのですが、文章には膨大すぎて書けないので、割愛します。

5、困ったときには海外サイトも
先ほどagodaの件で記載していましたが、改めて。じゃらん・楽天と海外のエクスペディアやhotels. com、booking. comなどでは価格が違うことがよくあります。これは、日本人向けには価格低下を見せたくないため、海外サイトにだけ通常より大幅に値下げした価格で出すことがあります。Agodaなどにはこの特別価格が良く出ています。じゃらん・楽天で高いなあと思った場合は、海外サイトも複数見てみるのも手段です。

6、アパホテルの需給調整は鬼
題名の通り、アパホテルの需給調整は鬼です。閑散期には劇的に下げますし、繁忙期にはラグジュアリーホテルを凌ぐ価格になります。例を挙げると、ねぷた、ねぶたの時はアパホテルが3万円以上の価格設定になっています。需給バランスがあって成り立っているので、良いと思いますが、地元関係者からよく批判の対象になっているのを聞きます。アパホテルを1つの指標として、価格が安ければ他も追随しますし、高値で固定している場合は、他が下がる可能性も少ないと言えます。アパホテルの値段設定を見やすに今後の推移を見守ることを良くします

7、学会に気をつけろ
前日・当日予約が主の私にとって、カード四種そろえた「革命」が、学会です。学会は、特定都市に全国から特定分野関係者が一堂に集まり、草の根も残さないほどにホテルを根こそぎ取っていきます。イナゴです。この「革命」に当たってしまった場合は、あきらめて高価なホテルを取るか、隣の都市に泊まるしかありません。あとは定価そのままのホテルのキャンセル待ちを電話にて確認していきます。困ったときの東横イン様。電話は30分に一回くらいかけまくります。時には担当者と仲良くなって、キャンセルでたら電話もらう裏技もあります。

8、福岡と札幌のジャニーズライブに気をつけろ
ホテル数が少ないのに、ライブ会場が大きすぎる都市として、札幌と福岡があります。こちらに有名アーティストのライブが重なろうものなら、全国からファンが殺到し、こちらもホテルはイナゴ状態になります。その場合は、学会と同様の対応をするしかありません。何度も嵐の嵐に巻き込まれました。

9、上級者はホテルの担当者名を覚えておく
全国各ホテルの担当者名を記録しておいて、電話で担当者に出てもらい、その日の空室率、価格改定タイミング、その可能性などを聞き出します。「あー久しぶりです~!●●さん?私です!今日ってどうですかー?」のような感じで聞き出しています。相手は私の事は覚えていませんし、私も名前しか記録がないのですが、色々教えてくださいます。私のノートには全国のホテル担当者名がびっしり記載されています。この調整にはトークスキルも必要です。

まだまだ書ききれませんが、出張や旅行の際のホテル予約の方法です。私はいつも良いシティホテルをビジネス価格以下で泊っていますが、上記以外の工夫を5重くらいに重ねて、予約しています。自慢出来ないしょぼいものですが、10年に渡る出張が生み出したテクニックです。

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