才能を発揮するには、好かれようとするのをやめること



才能を発揮する=死?


人が持っている能力・才能には、そんなに大きな差はない。

そうは言っても、才能溢れる人とくすぶってる人がいるでは?と思うかもしれないが、「自分の才能を発揮することを許せているかどうか」。実はこの潜在意識の影響がかなり大きい。

え、そんなの発揮できた方がいいに決まってるじゃないか!と、頭では思うだろうけど、無意識に才能を発揮することを避けていることがよくみられる。

例えばこんな例。才能を発揮すると、

・人からあいつだけズルいって思われるかも
・本気を出してるの、カッコ悪いって思われるかも
・変わり者扱いされて、一人になっちゃうかも、などなど

人から嫌われないようにさまざまな思い込みを作り出して、無意識に自分を制限してしまっていることがよくあるのだ。
さらに深掘りすると、根っこに強い孤独感があることが多い。人から嫌われると人が離れて孤独になってしまう、その孤独感を感じたくないから、才能は発揮しないでおく、という潜在意識がはたらいていると推察される。
そして、何とか好かれようと、自分を取り繕うことで、才能とも自分とも乖離していく。

でも、冷静にみてみると「才能を発揮すると孤独になる」なんて、全然関係ない。それどころか、才能を発揮した方が人に好かれたり、人が集まりそうでもある。

だけど、実際はそうもいかない。それは、自分だけ変わってると集団から弾かれてしまうという恐れを大昔から持っているからだ。
集団から弾かれる→一人では食物が手に入りにくい→死、という図式が無意識にあり、死を避けるためには集団に馴染まないといけない。それがDNAに刻み込まれている。

その情報が今の僕らにも受け継がれており、「才能を発揮する=孤独になる=死」という、一見不可解な潜在意識が形成されているのだ。もし才能を発揮できてないと感じるのであれば、それは死の恐怖に起因するのかもしれない。

ただ現代の日本においては、孤独=死という状況ではなく、これまでのどんな時代より、割と一人でも生きていける社会になった。今こそ潜在意識の絡まった糸を解し、不可解な繋がりを断ち切っていくタイミングなのだ。


妬まれるのが嫌だからと、才能を封印した過去


かくいう僕にも、才能を封印した過去がある。

僕は学生時代から「ゆたかは何でも話しやすい」と女性(特に年上)にいろいろ相談をされることが多かった。特に努力したわけでも、聞き方を学んだわけでもない。聞いてなにか問題解決できたわけでもない。でも、なぜかわからないけど、そうだった。
こんなふうに、別に努力したつもりもないのに、人から頼られたり、感謝されたりすることは才能といえる(誰でも絶対持っている)。

しかし、あるとき一部の男性にそれを妬まれ、聞こえるように陰口を叩かれた。それを耳にした僕は「あ、嫌われるのイヤだから、もう女子の相談乗るのはやめとこう」と、あまり女性からの相談に乗らなくなった。

今となれば、ただのやっかみだから言わせておけばいいと思えるが、学生時代の僕は、「嫌われたら孤独になる→死」の潜在意識が発動し、集団に嫌われない行動を取ったのだった。社会人になってからも、男性の先輩に嫌われないように、馴染もうとする日々が続いた。が、残念ながら馴染めたことはなかった。

その後、何度か転職をしているが、潜在意識はちゃんとわかっているので、女性が多い職場、むしろ院長以外はみんな女性という職場を無意識に毎回選んでいた(僕は理学療法士でした)。そして、周りの女性からも、男性一人でも普通に馴染んでるよね、と言われていた。

嫌われないように、妬まれないように、才能を封印していたことに気付いたのは、2、3年前のことだった。


才能を発揮するにはどうしたらいい?


それは、好かれようとするのをやめる。さらに言えば、誰に嫌われるのかを決めること、だ。

あなたにもきっといるはず。なぜかわからないけど、こういう人には好かれるんだけど、逆にこういう人には嫌われるんだよな、という人

嫌われないようにしたくなる気持ちは重々分かる。僕もそうだったから。でも、嫌ってくる奴は、あらゆる理由をつけて嫌ってくる、妬んでくる。
それを生み出しているのも自分の潜在意識なのは事実だが、全人類に好かれるなんて到底ムリなことだし、基本的に嫌われるand好かれる属性は基本一生変わらない。
だったら、そんな嫌ってくるような人に好かれようとするのはやめて、好いてくれる人に注力した方がいい。


嫌われたなくない、から生まれる執着


僕の知り合いの女性に、学生時代から同姓からいじめを受けていた人がいる。夜の仕事に就いてからも、他の女性から変な噂を流されるなどいじめは続いた。一方、男性のお客さんからには長く愛され人気があったそう。人気が出るほど、やっかみは強くなり、ついにはその仕事を辞めた。

そんな彼女が、数年後始めたビジネスは女性向けのカウンセリングだった。しかし、上手くいっていないことから僕に相談があった。

話を聞くと、女性向けはあまりリピートされないが、一部男性向けの商品を出した時の方が売上が立っているし喜んでもらっていた。客観的にみて男性に求められているから、男性向けのビジネスを続けた方がいいのではと提案した。
しかし、彼女は女性向けにやりたいと頑なだった。過去の体験から、女性に嫌われたくないという思いが強く、執着が生まれていたためだった。

傍からみていると喜んでもらえているのも、才能が生きるのも対男性だった。だけど、男性のお客さんがたくさんついて人気になってしまうと、また女性からやっかまれるかもしれない。また嫌われてしまう…そんなふうに女性に嫌われたくないという潜在意識が邪魔をして、才能発揮もビジネスも上手くいっていなかったのだった(その後の彼女については不明)。


嫌われる人を決める


では、彼女はどうすればよかったのか。もう女性から好かれることは諦めないといけないのか?

そんなことはない。嫌われる人を決め、その人に嫌われるような行動を取り続ければいい。そうすれば、転じて好かれるようになる。

嫌われたり、妬まれたりするのは、羨ましいから、才能を感じるから、魅力があるから、輝いているからだ。
嫌ってくる奴は、その人がそれ以上輝くと自分が影になってしまう、それを潜在的に恐れるから、落とそうとしている。

だから、妬まれたり、後ろ指刺されたり、やっかまれたりすることこそが才能であり、妬みが強ければ強いほど、才能が発揮されている状態なのだ。

嫌ってくる人が嫌いそうなことをやればやるほど、才能が開花し、喜んでくれる人が増える。そして、その姿をみて、一部の女性から支持やリスペクトが生まれてくる。

あえて当てつけるようにやる必要はないが、妬みを活力に変換することを意識してみるといい。
嫌われたり妬んだりする人に好かれようと努力するより、なぜか最初から好かれてしまう人に対して才能を発揮することのほうがこの世界のためにもなるから。


「女性リーダーの右腕」になる

僕自身もこれまで以上に、才能を発揮していく。
「女性リーダーの右腕」この事業を今後展開します(詳しくは次の記事で)。

妬まれたり、後ろ指刺されたり、やっかまれたりすることこそが才能。
僕の場合は、女性の相談に乗って、悩みを解消することがそれに当たるから。

好かれようとすることはやめ、もっと妬まれるような行動を取る意識で、才能を解き放っていきます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。またぜひご拝読ください。


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