プーチン大統領の演説
プーチン大統領が、ウクライナに「特別軍事作戦」を開始する直前の2022年2月24日、ロシアの国営テレビチャンネルを通じて、ロシア市民とウクライナ軍人に向けて放映された演説の一部です。
・西側諸国は「NATOを東方拡大させない」と約束していたが、実際にはそうなっていない。それは、西側がロシアを軽視しているからだ。
・ロシアへの冷笑的な対応に見られる、西側諸国の「自分たちは絶対に正しく、何でもやりたい放題できる」という考え方は、ロシアだけではなく、イラクやリビア、シリアに対して非人道的な結果をもたらしており、結果として世界にテロが蔓延した。
・2021年12月以降、ロシアは西側諸国とウクライナのNATO加盟に関する交渉に努めたが、アメリカ合衆国は態度を変えなかった。
・ウクライナの領土で軍事開発が行われることは容認できず、ウクライナのNATO加盟はロシアに対して将来に渡って永久的なリスクになるが、NATOの姿勢は益々、強硬化している。
・そのため『国連憲章第7章51条』に則り、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の要請に応えて、ウクライナの非軍事化と非ナチス化を目的に特別軍事作戦を実施するが、ウクライナの占領は目的としていない。
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