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3-3-1の相手からボールを奪い取る〝5種類のプレッシング〟【8人制】



今回は
少年サッカー(8人制)における守備
〜チームとしてボールを奪う方法〜
を書いていきます。

サッカーは8人制も11人制も同じように
守備(プレスの掛け方)が存在します。

相手がボールを持っているとき、
我々は「守備」になり、攻撃するためには
相手からボールを奪う必要があります。

今回お話する内容は
「チームとしての守備」であり、
ボールを奪うために「前からプレスをかける」
ことを前提とした内容となります。

「プレスをかけない」または「待ち受ける」
リトリートの守備も存在しますが、
今回はあくまでも
自チームのアクション(プレッシング)によって
ボールを奪いに行くための方法
です。

聞き馴染みのある言葉でいうと
「前プレ」です。


そこを頭に入れて
この記事をお読みください。



時々、少年サッカーの現場で
「奪え!」「走れ!」「寄せろ!」
という怒号がありながら
守備が全く整っていないチームを見かけます。


そのチームの子たちからすると
「いや無理だよ…」「距離遠すぎるよ」
など心の中では叫んでいるでしょう。


実際に僕も主審をやっている時に
あるチームの選手がそのようなことを
ボヤキながら守備をしている場面に
遭遇したこともあります。


選手はもちろん、一生懸命ボールを追いかけ、
息がゼェゼェしながら走り回り、
ボールを奪おうとしているはずです。

しかし、守備が物理的にチームとして
整っていなかったらどうですか?

例えば相手のDFライン3人に対して
こちらのFW1人に追いかけさせながら
「奪えよ!」
↓これは無理な話です。


例が極端過ぎますが、
要はチームとしてプレスが掛けられる
状態ではないのに(物理的に)、
ボールを奪えるわけがないのです。

つまり、試合において
守備を整えることは指導者の仕事です。


そこを選手の判断でやらせるというのは
無理な話です。

もし、やらせたいのであれば
何パターンかを指導者が教え込み、浸透させ、
選手たちが選べる状態まで仕込んで
初めて自分達でプレスは掛けられます。
※ただし、それができるのは8人制までです。

11人制ではもっと複雑に人が絡み合いますから
ピッチ内の選手だけでプレスを掛けられるのは
不可能です。


逆にあなたのチームが
守備を整えることができれば
試合において以下のメリットがあります。


試合に勝つ可能性と
試合の流れを掴む可能性が高まる。

格上相手にも互角にやり合えたり
負けそうな試合を引き分けに持ち込めたり
できる可能性も高まる。

と僕は考えています。


ここ2年、U12で札幌地区予選を
4度優勝している紛れもない経験です。



ここから中身をお伝えしていきますが、
チーム戦術における守備を理解するためには
まずは8人制のシステム
理解する必要があります。


8人制には主に4つのシステムが存在します。

①3-3-1
②3-2-2
③2-3-2
④2-4-1


もちろんこれらの中でも
例えば2-4-1であれば中盤の真ん中の2人を
縦関係にしたり、3-3-1であれば両SHを
内側でプレーさせるなど、チームによって
こまかな個人のポジションの約束はありますが、
システムとしては基本的にこの4つです。

僕は今年で小学生を率いて4年目になりますが、
4つのシステムは全て経験があり、
それぞれの良し悪しは理解しているつもりです。


これらを理解した上で
「どのようにチームとして
 プレスを掛けていくのか」


今回はこの全てのシステムで
「3-3-1の相手にプレスをかけて
 ボールを奪う方法」
をお伝えしていきます。

皆さんのチームのシステムに当てはめて
3-3-1の相手からボールを奪う
勇敢なプレッシングを実践してみてください。


できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

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