Dockerの教材紹介
前言
Dockerも現在のIT環境においては、使用率が非常に高く、勉強必須ということで、勉強を始めました。
何より仮想OSや実機OSの環境の影響を受けることなく、全員が同じ開発環境を構築の手間なく使用できるという大きな利点があるので、使わない手はない。
本およびUdemyやYoutubeなどの教材について個人的な見解ではありますが、参考になればと思い、各教材のレビューを記します。
また、いくつかDockerの本や動画で勉強した現時点の結論としては、「Dockerを学ぶ前に、実環境・仮想環境にLinuxインストールして、自分でホスト名やIPアドレスを設定するなど基礎部分を構築し、開発環境の構築も何かを見ながらひとまずやってみる」ということが大事だと痛感しております。
いきなりDockerで環境構築構築を勉強しても、「node.jsって何?」「Ruby on RailsのGemとかbundleって何してるの?」となると、Dockerによる環境構築の省略化・簡易化・軽量化のありがたさがわからないだけでなく、「そもそもこれ、何してるの?」となるからです。
ITエンジニアになる! チャレンジDocker仮想化環境構築入門
まずは一番やさしそうなのから買ってみました。表紙に「ITエンジニアになる!」「チャレンジ」とあるので、入門書かな、という期待を込めて。
しかし、実際初心者が初めてDockerを勉強するにあたり、run、exec、stop、コンテナ、など解説はあるのですが正直初心者向きではないのでは?というくらい面食らいました。初心者なりにも少しは先輩の手ほどきなどで触ったことがある方でないと、英文法書で文法読み始めても「これは一体なんなんだ?」となり、この本だけでは頭に入りませんでした。
また、出版年月が少々古いこともあるのか、既になくなっている機能もあり、その辺は飛ばしました。
ということで、他の入門者実践教材や、会社などで少し触ったことがある人が整理する為に読む入門者向け教材という印象です。
試して学ぶ Dockerコンテナ開発
練習をある程度踏まないとDockerがイマイチよくわからない、となったので、演習の多そうな本を購入した。
「試して学ぶ」とある通り、演習量は多くてその点は非常に満足。しかし、この本は開発環境を作るものであり、そもそも各開発環境(node.jsなど)を構築したことない人には、そこでまた「これは何をしてるんだろう?」となり、また色々学ばねばならない、と新たな壁にぶち当たる。
表紙にある開発環境を自分で構築し、ある程度の理解がある人で、Dockerで「とにかく手数多く練習したい」という人にはいい本。
また、開発環境のある程度の理解がないと、中をみるとコマンドが間違えている箇所等あり、自分で修正する際の勘所が働かない。
Udemy:米国AI開発者がゼロから教えるDocker講座
以前、Pythonの講座が良かったので同じ作者のDockerも購入してみた。本だけではイマイチわからなかったのが、口頭で授業形式で教えてもらって、大分Dockerの下地が身に付いた。
Dockerに関しては本の入門書よりもこの講座から開始するのがいいかもしれない。もちろん、入門書を手探りして実際に実機操作してみたのと、同じ作者のPythonでDockerを使って学んでいたので、その下地があったから良い、と感じた可能性もあります。
なお、AWSの箇所は、下手な操作してお金とられるとまずいので動画みてるだけでした。また、Travis CIやHeroku、GitHubとの連携部分については、この講座で初めて触れたので、「こういうものか」という触りはわかりましたが、自分の中では普段全く使わないんので、理解してる感は他の教材をもう少し当たって経験値を積む必要があると感じました。
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築 Kindle版
DockerでRedmineを自分で作ってみようと試みたが、壁にぶち当たったので、再度整理しながらを手を動かして学び直したい、と思い購入した。
わかりやすい解説、と評判だが、私の場合、本の意向に逆らって(笑)、Windowsで進めてしまったため、途中不明点がいくつかでてきてしまった。この本が勧めるように、素直にUbuntuの環境で読み進める方が断然いいです。
また、Kubernetesはやはりイマイチわからない(笑)あまり触ったことがないと、また、業務などで触ってみないと、どういうものなのかイマイチピンと来ないという実感。なお、AWSの箇所も、課金が発生するとまずいので、読み飛ばしました。
Ubuntuでもう一度イチから読み直して挑戦しようと思います。
軽量Alpine LinuxによるDockerコンテナ構築術 impress top gearシリーズ Kindle版
・著者: 中島能和
・版数:2021年7月1日 第1版
・出版社:インプレス
Dockerでよく使用されるベースイメージとなるAlpineについて学びたかったことと、同時に、Redmineのイメージを自分で構築できるくらいの深い部分を期待したので購入した。
実際は「Alpine入門とAlpineを使ったDockerコンテナ構築入門」というレベルだった。
LinuxとDockerを少し触ってある程度基礎コマンドが何をしているのか理解できた人であれば、中身はかなりやさしめなので、Docker環境構築入門ハンズオンという印象でした。
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