1話目
まるで小説のように、「1話目」として、書き出してみることにする。
誰がこのタイトルで読みにきてくれるのだろうかと若干不安になりつつ
まあいいかで大抵落ち着いてしまうのが私である。
今日も今日とてメンタルは崩壊寸前、なんとか耐えてはいるがそれでも、
何もする気になれない。
まあそんな話は、また違う記事に書くとして、物語の始まりを書かねば。
出会い
恋愛を語るには、まず出会いからだろう。
うん、間違いないはずだ。
なぜなら出会わなければよかったと言うセリフは、今までの恋愛を抹消する言葉であるから。
よくわからないかも知れない、当たり前だ。
なぜなら、この物語の作者は日本語が下手だからである。それもかなり。
しかし、そのおかげで私と彼女Nの「恋愛」が始まったのだ。
Nとの出会いは、共通の友達から3人で遊びに誘われたところから始まる。
実は、3人は中学の同期でお互いの存在は知っていた。しかしこれといって仲の良い関係ではなかったため、初めての出会いはラインを交換したまでである。
集合場所は、私の実家だった。Nは先に到着し、私と気まずい空気が流れないよう話題を提供してくれていた。私が共通の友達を迎えにいった際には、家に私の祖母と2人残されるという過酷な状況にも関わらず、
私が戻った頃には、祖母と打ち解けているなど、私と違い、かなりコミュ力(コミュニケーション能力)が高い子だった。
その後3人でゲームをしたり、お菓子を食べたりなどして、その日は解散した。
それからは、Nと私は、ラインをたまにする関係になり、今日起きたことや、また遊びに行こうねといった、表面だけのお友達と言った内容のやり取りばかりしていた。
しかし、お友達は少しずつ、そして確実に仲の良い友へと変わっていったのだ。それこそ私の日本語をきっかけにして。
日本語が下手だと冒頭で説明したが、具体的にはラインでの打ち間違いのことである。私は、真剣に10回に1度はラインを打ち間違えて送る。
ほとんどの友人には、華麗にスルーされるのが当たり前のことである。
それがNにおいては、違っていた。
大ウケだった。
Nは打ち間違いを見逃さない。打ち間違うたび、ラインのアナウンスに設定し、いつだって笑いのネタにしたのだ。
つまり、打ち間違うたび、Nからの評価が上がるシステム、なんと楽なことだろう。気づけば仲の良い友達になっていた。
仲の良い友達になるまでの過程を詳しく書く必要はないだろう。なぜなら、ここまでは、よくある恋愛話であるから。(もちろんそれは素晴らしいもので、否定するつもりは微塵もない。)
次回
「異変」
Nに対して多くをまだ知らない私は、徐々に異変に気づいていく。
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