侍ジャパンの結束力
日曜日に、思いつきでプレミア12の侍ジャパン対韓国の世界一決定戦を見てきました!
たまたまチケットが取れ、決して特別なシートではないけど、久しぶりに球場で見る野球は興奮しました。
これもたまたまですが、オリンピックの野球のチケットが当たったので、自然と興味が湧いてきてた事もあります。
テレビとは違って、一球一球にスタンドが反応し、チャンスには盛り上がり、ピンチは応援するという、とてもわかりやすいスポーツだと改めて思いました。
最近はラグビーやサッカーを見ていたので、流動的な動きが頭にありましたが、野球は間があるので、そこに選手の想いを想像すると、勝手に親近感が湧いて、まるでずっと知っていた選手のように応援してました。
特に、ヤクルトスワローズの山田選手の逆転3ランは、会場総立ちで、メチャクチャカッコよかったです。
最近は、組織に興味があるため、どのようにチームをまとめてきたのか気になってたところ、良い言葉がありました。
結束力
ONE TEAMも好きですが、私は結束力のほうが好きです。
それぞれ個の力があって、それを束ねていくというイメージが、多様な個性を認め合っているように感じられるからです。
また、一回その束を解いて、それぞれの個人、所属するチームに帰っていくところが、今の会社の組織に合っている気がしています。
記事を見ると結束力を高める為には、ベタに言うとマメにコミュニケーションを取る事が大事と書いています。
これは当たり前のように見えて意外と難しいのだろうな、特にプロ中のプロが集まる中でいい加減な事も、いえないだろうし、と思いながら、短期決戦の中で神経を尖らせている事が想い浮かびます。
ただ、私はこのスポーツの論理を会社に当てはめすぎるのは危険だと思います。
それは時間の感覚が違うからです。
スポーツは良くも悪くも、試合時間があって結果がはっきり出ます。サッカーは引き分けがあるけど、勝ち点というカウントが結果になります。
短期的な成果を求める場合には真似する事も有効ですが、会社生活は、長期的です。
プロ野球のように長期のシーズンオフがあるわけではなく、ひと山超えたらまたひと山。結果が出たらさらなる結果へ、と継続していくのです。
また会社は、男女混合スポーツのようなものです。戦いはどちらかというと男性的で、戦いを望まない人もいます。たまに超攻撃的な女性もいますが…
これは私が会社で開催する、対話を促す社内カフェを開催する時にも感じます。
最初に司会の役割を決め、前に立って話すひとを決めるときに、「私はそういうタイプじゃない」、と拒否される事が多いです。
女性は、何か目立つ事が嫌いで、陰で支えるタイプの方が多い気がします。会社の男女比や、文化も影響してると思います。
また、就職面接の時には、「わたしがこの会社を引っ張っていきたい」、など言うのに、いざそういう場になると、あれ違うな?とツッコミたくなる時もあります。
みんながスポーツのノリで熱狂を求めると、ついてこれない人もいる事を知っていないといけません。
また見た目、大人しそうな人でも熱く応援している人もいます。会社のイベントの集合写真に盛り上がりを表現する傾向にありますが、別にわかりやすくなくたっていいと思っています。
私達の開催する社内カフェに参加して、少しだけでも弱火でもいいから、点火してくれたこころの火をそっと自分で大きく育ててくれたら嬉しいと思っています。
そして、それを人に伝えて束ねていくと、大きな火になっていく、それが結果的に、結束力に繋がればいいのです。
侍ジャパンおめでとうございます!
読んで頂き、ありがとうございました。