#4 利回り5%…って結局どういうこと?
投資額に対する利益全体の割合を
一定期間あたりの平均で示したもの
です。
ありがとうございます。意味不明ですよね。
大丈夫です。
おばあちゃんでもわかる金融知識が
モットーです。
利回り?利子?利息?金利?
聞いたことはあるけど
人に説明できるかといえば
自信ないなぁ、そんな金融ワードについて
わかりやすく説明します。
■利回り5% って結局どういうこと?
たとえば、10,000円で買った株式
配当金が200円出て、
1年後に売却したときの
利益が300円だったとき、
(10,300円で売れたとき)
10,000円で買ったものが 10,500円になった
(年間で500円の利益が出た)
これが利回り5% です。
※利回り~% と表記されるときは
たいていの場合、1年間での成績を表します。
■利子と利息は違うの?
違います。
が、普段生活をしていく上で
この2語がごっちゃになっていても困らないし
むしろ違いを説明できる人のほうが
少ないと思います。
いやいやこれくらい知ってるだろ普通~
って思ったそこのあなた。
あなたが優秀なだけですよ。さすがです。
利子 というのは借りた側が元本に
追加して支払うお金のこと です。
利息 というのは貸した側が元本に
追加して受け取るお金のこと です。
Aさんが、Bさんに10,000円を
貸しました。
Bさんは返すときに、10,500円にして
返しました。
この差額500円が
Aさんにとっては、利息 で
Bさんにとっては、利子 であるわけです。
ひとつの取引において
利子は500円で 利息は800円
みたいなことはあり得ません。
利子額 = 利息額 です。
つまり、借り手と貸し手にとっての
呼び名であるというだけです。
■金利1%って結局どういうこと?
金利というのは、
借りたお金に追加して支払う金額の割合
のことです。
つまり、借りたお金につく利子がどれくらいなの?
ということです。
10,000円借りたときに、返す金額が
10,000円だったら 金利0%
10,001円だったら 金利0.01%
10,100円だったら 金利1% ということです。
じゃあ、私たちが 金利 を
気にするタイミングってどんなときかというと
預金をするときや、債券を購入するとき
住宅ローンなどでお金を借りるとき です。
※債券・住宅ローンについては別で説明する
記事をつくります。
「預金をする」=「銀行にお金を貸す」
ということなので、貸している側
つまり私たちは、銀行から利子を受け取ります。
???となった方、正しいです。
貸している側が受け取るのは 利息です。
よく気が付きましたね。
金融リテラシー5級合格です。
つまり銀行は、私たちに利子を支払います。
このとき、利子は大きいほうが良いでしょうか
それとも少ないほうが良いでしょうか。
そうです。大きいほうが良いです。
ちなみに銀行の普通預金金利は
0.001%です。(2020年7月現在)
100万円を預けていたら、1年間で
10円が受け取れます。
オトクですね。
……オトクですか?
近年、こんな低金利時代に
銀行にお金置いとくなんてどうかしてるぜ
ばりに極端な意見を披露しちゃってる人を
お見かけすることがありますが、
いや、いつでもおろせるし便利やんけ
タンスに入れといて虫に食われるよりは
はるかにマシやんけ
とも思います。
が、たしかに
中長期のお金を銀行で貯めるのは
リスクだよねぇという意見にも頷けます。
お金の預け先は、銀行だけではありません。
他の預け先に関しては、これまた
別で記事にします。
たとえば、100万円を
倍の200万円にするには
金利0.001%の銀行には
何年置いておけば良いのか
答えは、72,000年です。
氷河期に銀行があったとして、
その頃に100万を預けていたら
今頃200万になっていたことでしょう。
「72の法則」といって
72 ÷ 金利
でお金が2倍になるのにかかる
期間がわかります。
なので金利○○%の金融商品なら
何年かかるのか、時間があるときに
計算してみると面白いと思います。
次回は、
インフレとデフレについて
でかい手をテンパったときにだけ
急にたばこをふかす人と同じくらい
わかりやすく説明します。
最後まで見ていただいてありがとうございました!