見出し画像

#8 イデコってあれでしょ?節税の?

そうです。節税のあれです。


ただ、「目的」は

節税じゃありません。


iDeCo(イデコ)

NISA(ニーサ)


っていうワードは聞いたことあるけど、

内容まではちょっと…という人の為に

おばあちゃんでもわかる金融知識

をテーマに、わかりやすく説明します。


そもそもどういう制度なのかを

今回ご説明します。

そして次回

制度化された背景と

国からのメッセージを

絡めてお伝えする

2部構成でお届けします。


まず iDeCo です。

個人型確定拠出年金 です。


大丈夫です。わかりやすく説明します。


自分が拠出した掛金を、自分で運用し、

資産を形成する年金制度です。

掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に

老齢給付金を受け取ることができます。


ここまではiDeCoホームページのコピペです。

大丈夫です。わかりやすく説明します。


つまり、一言でいうと

「老後の為の貯金」 のことです。

なぜ”老後の為の”と限定するのか

それはiDeCoで積み立てたお金は

基本的に何があろうと60歳まではおろせません。


もう少し制度の説明をします。

個人型確定拠出年金

要は、国からの年金を過信していない人が

iDeCoという制度を使って、個人で用意しておく

つまり老後のお金の準備のことです。


ちなみに 確定拠出 とはなんぞや、と

読んで字のごとく、拠出が確定しています。

毎月毎月、自分のマネーのうち

いくらを老後の為に貯めていくのか

拠出していくのかを確定させます。


これは60歳まで絶対に引き出せないという

ルールとは違い、

タイミングによっては変更可能ですが

基本的に、毎月○○円 iDeCoで貯める!

と決めた額は、

60歳になるまでがんばってください

という制度です。


え~、せっかく貯めても

60歳になるまで絶対におろせないし、

今月ちょっと厳しいなぁって月にも

決めた○○円は貯め続けないといけないの?!

iDeCo、なんかイマイチだなぁ


と言われないように、

メリットが2つ(個人的には3つ)

用意されています。


①掛金全額所得控除 です。

個人型確定拠出年金 と同じくらい

漢字だらけで、ブラウザの戻るボタンを

押しそうになったそこのあなた。

あと1分読んでみてください。


まず所得控除ってなんだっけ?

という人も多いと思うので、

一瞬 税金 の話をします。

税金 っていろんな税金がありますが、

ここでいう税金は

所得税 と住民税 です。


ここ日本では 累進課税制度

といって、ざっくりいうと

お金持ちからはたくさん税金を取って、

お金がない人からはあんまり税金を取らない

という制度が採用されています。

画像1


話を 掛金全額所得控除 の件に戻して、

年収 500万円 のサラリーマン

を例に話します。

画像2

詳しい計算等の説明は割愛して、

年収が500万円のサラリーマンであれば

手取り収入は 390万円くらいです。


いくら額面給料が増えようが

手取り収入が重要です。

1番多くしたいところです。


iDeCoを通して積み立てた分は、

全額

もともとなかったことにして

税金を計算してくれます。


たとえば、500万の年収の人で

27万/年 iDeCoで積み立てたら

年収473万の人として見なしてくれる為、

引かれる税金が安く済みます。

これがよく言う

”節税”の部分です。

※毎月の拠出額には
 職業ごとに上限があります。

画像3


②運用益が非課税

iDeCoを始めた場合、

iDeCoという口座を通して、

投資信託を買います。


投資信託っていうのは、

投資を信託することです。

誤解を恐れずにわかりやすく言うと

プロにお金を渡して、増やしといて!

ってお願いするイメージです。

※投資信託については
 また別で記事にします。


たとえば200万円で投資信託を買って

運良くそれが

300万になりました、というケース


このとき差益は100万円ですが、

残念ながら

100万円儲けたことにはならないんです。

税金がかかるからです。


税金で20%引かれるので、儲けた分は

80万円になります。

せっかく100万円増えたとしても、

20万円も税金で取られちゃうのは嫌だなぁ

って思いません?


iDeCoを通して買った投資信託であれば

これも非課税になります。

仮に100万円増えたとしたら、

まるまる100万円が

儲かることになります。


この掛金全額所得控除と運用益の非課税

がiDeCoを利用する大きなメリットとなります。


個人的には、一見デメリットに映る

「60歳まで絶対におろせない」

というルールも、

老後の為のお金を

ちゃんと準備しておく習慣形成

という意味では

人によってはメリットに成り得ると思います。


まとめると、

iDeCoとは

・個人的に積み立てていく老後のお金のこと

・銀行に置いておくよりもメリットが2つ

 ①掛金全額所得控除

 ②運用益が非課税

・実は60歳まで引き出し不可という枷もある


という特徴があるので、


これは老後の貯金、絶対におろさない!

と決めて、銀行に定期預金を……

みたいな風に考えていた人なら

どうせならiDeCoでやれば?とは思います。


次回は、

iDeCoについて続編を投稿します。


ちなみに続投といえば、

実は、日本の安倍現首相は、

在任期間ランキング第1位です。

画像4

出身県を見ると

1位~4位までの首相が

山口県出身ですね。


山口県は旧長州藩の要所で

幕末~明治維新の頃に大変活躍した地域です。

仲間で結束して倒幕に臨んだ姿は、

まさに仲間(血縁や上下関係)を大切にする

山口県民の県民性を

表しているといえるでしょう。

余談でした。


最後まで見ていただいてありがとうございます!

いいなと思ったら応援しよう!