カワイイ私さん的インフルエンサー観 Episode3～幼き頃の遠い記憶～

  子供の頃だったにも関わらず最初に受けた衝撃の政見放送とはーー。
  いきなり画面に出てきた”男性”の顔は白くペインティングされ、明治時代のような妙齢の和服男性のいで立ちをしていました。（ジョーカー議員もびっくりの先駆け）

今は亡き東郷健さんという方で、現在の方々には馴染みのない方が多いと思います。簡単にいうとＬＧＢＴの言葉などなかった時代に生きた " Ｇ " の方です。
   その放送は幼い頃の自分でも、

" これはテレビで言ってはいけないなーー "

と思うくらい、某国営放送 (ぶっ壊せ)じゃなくても、放送できないような言葉(差別、卑猥・わいせつ)を連発しながら、 持ち時間を使い切り終了しました。その妙齢の和服男性の鋭い眼光は、五十年近くたった今でも鮮明に脳裏に焼きついています。
  東郷さんは面白がって差別用語を口にしていたわけではなく、差別に対する批判の為に、あえて差別用語を使って訴えたかったとお聞きしました。後に政権放送で発言した差別用語をカットされたとして、某国営放送（ぶっ壊せ）を相手に公職選挙法違反の損害賠償請求裁判を最高裁まで争い、結局敗訴されたそうです。やり方や立場、主張は違えど、現在のＮ国党のようなことを既に４０年以上前ににやられていたのです。それにもめげず東郷さんは、差別と戦う意思のもと、選挙（都知事選４回、参院選や衆院選）に出馬し、落選し続けました。没収された供託金は軽く１億円を超え、本業のバーの経営も乗っ取りや不振により、晩年は大変だったようですが活動は積極的にされ、２０１２年にお亡くなりになりました。時代が早すぎたのかも知れませんね。
     はっきり言って東郷さんとカワイイ私さんは単純に比較できませんし（主張や動機も違う）、相反することかと思いますが、自分の中における政見放送のインパクトでは双璧な存在だったのです。
（立花孝志さん、マック赤坂さん、後藤輝樹さん、河合悠祐さんなどもそうでしたがーー）

   ”カワイイ私さんってどんな方なのかな？”

   ＩＴ業界にいながらＳＮＳになんとなく偏見を持っていた自分が、カワイイ私さんが言っていたＬＩＮＥのお友達ＱＲコードをスキャンするのに、それほど時間はかかりませんでした。

つづく

#東京都知事選   #内野愛里かわいい   #東郷健さん